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フォボス計画(フォボスけいかく)とは、かつてのソ連の火星探査計画。フォボス1号探査機、2号探査機に別れ火星とその衛星の一つであるフォボスの観測を行う予定だった。
それぞれバイコヌール宇宙基地から1988年7月7日、1988年7月12日に打ち上げられたが、結果として計画は失敗した。1号探査機は打ち上げから約2ヵ月後の9月12日、与えた指令の誤りで故障し、2号探査機はフォボスまで190 kmに迫った1989年3月27日、交信が途絶えた。結局、フォボスの画像37枚が送られただけだった。