ピンポンダッシュ
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ピンポンダッシュとは、主に小学生などが行う他人の家屋の呼び鈴を鳴らして逃げる遊びである。ピン逃げと呼ばれることもある。 いたずら行為として知られており、鳴らされた側は迷惑を被る。小学生のいたずらとして昔から有名である。
地方によってはサイレンダッシュと呼ばれることもある。
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[編集] 名前の由来
「ピンポーン」と呼び鈴を押して、「ダッシュ」で逃げることからピンポンダッシュと呼ばれる。
[編集] 行為の内容
主に小学生の帰宅途中に行われる。 多人数の方が盛り上がるという点で優位だが、その反面逃げる際に見つかってしまう危険性も伴う。
メンバーが集まると、次に狙う家屋を選別する。この時、人通りが少なく、曲がり角の近くだったり、マンションやアパートの場合玄関が階段やエレベーターに近い場所にあるとより狙われやすくなる。 庭が極端に広く、呼び鈴を押された後に人が出てくるまでの時間が遅れそうな場所も狙われやすくなる。
人がいそうな家を狙って呼び鈴を押す。この時、無人状態であればつまらない結果となり、ほとんどの場合次の家屋を狙う。 もし人がいた場合、すぐに逃げなければならない。見つかれば怒られる他、学校や家族に連絡される恐れもある。
また最近では、モニター付きインターフォンも増加しているため、行為そのものは減少傾向にある。ホームセキュリティの普及もそれに拍車をかけている。
[編集] 防止策
防止するには逃げにくく、人通りの多い立地で、呼び鈴を押されたらすぐに出られる家が好ましい。また、狙われたくないのであれば、日ごろから呼び鈴が押されたらすぐに出る訓練をしておくのも効果的である。また、ホームセキュリティは特効薬となるが、子供がSECOMなどの表示を読めない、あるいは意味がわからなかったり気づかない可能性もあるので、注意が必要である。
「この家は怖い」という意識を植え付けておく事も、子供を畏縮させて効果的となる。
[編集] 題材とした作品
- 音楽