ビブロス
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ビブロス (レバノン) |
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十字軍時代の要塞 | |
(英名) | Byblos |
(仏名) | Byblos |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(iii) (iv) (vi) |
登録年 | 1984年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
ビブロスは、レバノンの首都、ベイルートの北、約30kmにある地中海沿岸にある都市。2004年現在は、ジュベイルと呼ばれている。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された物件でもある。
目次 |
[編集] 概要
ビブロスは、フェニキア人の発祥の地として有名。アルファベットの元になったフェニキア文字もこの地で生まれた。このことからアルファベット発祥の地と言われることもある。紀元前3000年頃から、フェニキア人が居住し始めたと言われている。
フェニキア人は、ビブロスの東、レバノン山脈に自生するレバノン杉を伐採。この木材から船を作り、杉から取れる油をエジプトへ輸出、地中海貿易の主役へと躍り出た。詳しくはレバノン杉を参照。
後に、ローマ帝国の支配下に入る。12世紀には、十字軍を迎え撃つべく要塞化される。その後は、ベイルートなどに交易の拠点の地位を奪われ、衰退の道をたどった。
ビブロスは、ギリシャ語でbublos(パピルス)の意味。ギリシャにとって、エジプトとの交易窓口だったことを物語っている。また、ビブロスはバイブル(聖書)の語源にもなったといわれている。
ビブロスで発掘された出土品のほとんどは、ベイルートの国立博物館に移されている。
Byblos through the ages, Nina Jidéjian, Dar al-Machreq, Beyrouth, 1968
Je m'appelle Byblos, Jean-Pierre Thiollet, H & D, Paris, 2005 (ISBN 2 914 266 04 9)
[編集] 主な史跡
- オベリスク神殿
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠となるもの。
- (iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。
- (vi) 顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。