パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー(Power Rangers: Lost Galaxy)は、スーパー戦隊シリーズを海外向けにした特撮テレビドラマシリーズ・パワーレンジャーシリーズの 第5作目である。今作は1998年に放送された『星獣戦隊ギンガマン』がベースとなっている。 日本においては、スーパーチャンネルにて2001年9月から2002年2月にかけて放送された後、2006年10月9日からトゥーン・ディズニーのJETIX内で再放送中。
目次 |
[編集] ストーリー
新天地を求め、大勢の人々を乗せて旅立つ巨大都市型宇宙船テラ・ベンチャー。その行方に待ち受けるものとは。
[編集] 概要
この作品から主要人物も毎年変わるようになる。一部を除き、大部分がアメリカオリジナルの設定。
[編集] 登場人物
[編集] パワーレンジャー
- レオ・コービット(レッドレンジャー)演:ダニー・スラヴィン 吹替:小川輝晃
- 本来はテラ・ベンチャーのメインクルーには選ばれなかったが、密航して潜入。兄からギャラクシーサーベルを引き継いでレッドレンジャーとなる。吹き替えをニンジャレッド・サスケや原作のギンガマンでは黒騎士ヒュウガを演じた小川輝晃が担当。
- カイ・チェン(ブルーレンジャー)演:アーチー・カオ 吹替:前原一輝
- テラ・ベンチャーのメインクルー。生真面目な性格で、最初はレオに対抗意識を持っていた。吹き替えを原作ではギンガレッド・リョウマ役だった前原一輝が担当。
- マヤ(イエローレンジャー)演:セリーナ・ヴィンセント 吹替:田中恵理
- パワーレンジャーを伝説の戦士とあがめる星の住民だったが、スコーピウスの攻撃の影響でテラ・ベンチャーにワープ。動物の声を理解することが出来る。吹き替えを『電磁戦隊メガレンジャー』のメガイエロー・城ケ崎千里役の田中恵理が担当。
- ケンドリックス・モーガン(ピンクレンジャー)演:バレリー・ヴァーノン 吹替:松岡由貴
- テラ・ベンチャーのメインクルー。31話でのサイコピンクとの戦いの中で、暴走したサベージ・ソードを消し去るため、命を落とすが…。
- カローン(ピンクレンジャー)演:メロディ・パーキンス 吹替:折笠愛
- 前作パワーレンジャー・イン・スペースから登場。アンドロスの妹。ケンドリックスの後をついでピンクに。
- マイク・コービット(マグナ・ガーディアン)(=黒騎士)演:ラッセル・ローレンス 吹替:土田大
- レオの兄。弟に力を託して地割れの中へ(復活するまでの展開はギンガマンと同様)変身アイテムは五星戦隊ダイレンジャーのオーラチェンジャーを流用していた。吹き替えは『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャブルー・サイゾウ役土田大が担当。
[編集] その他
- ディナ 吹替:小田木美恵
- 前作より引き続いて登場。
[編集] 敵
- トラキーナ 演:エイミー・ミラー 、ジェニファー・バーンズ(レスキュー) 吹替:朝倉佐知
- スコーピウスの娘。我侭な性格で、戦闘能力も皆無に等しかったが。17話で父親から繭に入れられ、虫のような姿にされる事を拒み、船から逃亡している途中で21話でビラマックスと出会い、彼に鍛えられ見違えるほどに強くなるが、その直後に父親の死に直面、父の後を継ぎ軍団の新たな支配者となった。
- フリオ(=Dr.ヒネラー完全体) 声:トム・ワイナー 吹替:高橋翔
- ギャラクシーサーベル奪取を命じられた軍団の参謀。ミリノイ星を襲撃しサーベルを手に入れんとしたが。レンジャーたちに引き抜かれてしまった為、星を石化させた。当初はサーベルを奪う事を目的としていたが、5話以降は、オリオンの光を手に入れるために行動するようになる。8話で用済みを宣告され逃亡した後、9話の冒頭でレオと戦い自爆した。
- シントー(=ブドー) 声:デリック・スティーブン・プリンス 吹替:長谷部浩一
- 9話から登場。フリオの後任である参謀。本来の英語名は「トリーチロン(意味は裏切り者)」
- デビオット(=闇商人ビズネラ) 声:ボブ・ペイペンブロック 吹替:風間勇刀
- 19話から登場。スコーピウスの右腕になりたいと現れた謎の男。その本心はスコーピウスに代わり、宇宙の支配者にならんとたくらんでいる。21話でスコーピウスを騙し、レンジャー達と戦わせ。彼が倒れた後はトラキーナの側近となる。35話でロストギャラクシーへと続く扉を開き、その力で肉体を強化しレンジャー達と戦うが敗北。死んだと思われたが生きており、その後はキャプテン・バウンティーの部下となる。バウンティーが倒された後、トラキーナに再び取り入ろうとするが裏切りを見抜かれ処刑されそうになり、抵抗している内にスコーピウスの繭にトラキーナ共々飛び込んでしまい。トラキーナに吸収され消滅した。
- ケグラー(=ブクラテス)声:リチャード・カンシーノ 吹替:飛鳥井豊
- 21話から登場。ビラマックスの相棒。スコーピオン・スティンガーのメカニックとなる。
- 戦闘員スティング・ウインガー
- 36話から登場。ロストギャラクシーの支配者。迷い込んだ宇宙船の乗組員達を捕らえて奴隷として使役し、宝石を掘り出している。
- バーバラックス(=バットバス)声:リチャード・エプカー 吹替:諸角憲一
- 戦闘員スワビー(=賊兵ヤートット)
- タイタニザウルス(=魔獣ダイタニクス)
- ゼイハブ船長らバルバンの残りのメンバーは別銀河の敵として設定(シェリンダは未登場)
[編集] メカニック
- ギャラクシービースト/ギャラクシーメガゾード
- ライオン
- コンドル
- ゴリラ
- ウルフ
- ワイルドキャット
- ブルゾード
- スターフォースメガゾード
- ケンタウルスメガゾード
- ゼニス・キャリアゾード
[編集] スタッフ
- プロデューサー:ジョナサン・ヅゥクワー
- 共同プロデューサー:ジャド・リン、坂本浩一、スコット・ページ=パグテラ、ポール・F・ローゼンタール
- 脚本:ジャド・リン、ジャッキー・マーチャンド、カールトン・ホルダー、ジル・ドネラン、デニス・スキナー
- 音楽:シュキ・レヴィ、クッサ・マーチ
- 撮影:リチャード・ブラッケン
- 監督:ジョナンサン・ヅァクワー、ワース・キーター、ブライアー・トリュー、坂本浩一、田崎竜太、スティーブ・マン、ジム・マーサーズ、ジャド・リン
- アクション監督:坂本浩一、横山誠
- 原作:八手三郎
- 製作:サバン・エンターテイメント、東映
[編集] 日本語版制作スタッフ
- 演出:甲斐樹美子
- 翻訳:中村紀美子、古瀬由紀子
- 調整:小出善司
- 担当:藤岡愛
- 製作:(東映)遠藤雅義、古玉國彦
- 監修:(東映)鈴木武幸、若松豪