バーロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

この項目では「馬鹿野郎」と言う意のバーローについて説明しています。その他のバーロー(Barrow)についてはバローをご覧ください。

バーロー（ばーろー）とは、「馬鹿野郎」という罵り言葉が訛ったもの。ほぼ「馬鹿」と同義であるが、「野郎」という、人間に限定する語彙が入っているので、愚かな行為・物が役に立たない状態・強意の接頭語などとしては用いられない。

[編集] フィクションでの用例

「週刊少年サンデー」にて連載中の漫画『名探偵コナン』の主人公である江戸川コナン（工藤新一）が作中にて頻繁に使用する口癖として知られる。元は原作者である青山剛昌の口癖である。

『名探偵コナン』の作中では、主として相手に対しての否定および軽蔑の意味として使われる。主人公である江戸川コナン以外にも、複数のキャラクターによって使用される言葉である。

[編集] バーローとインターネット

[編集] インターネットでの用法

インターネットの匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」において、この言葉がしばしばネタとして用いられる。

特に、2ちゃんねる内のカテゴリーの1つである「ニュース速報(VIP)板」で使用されることが多い。そのため、現在一部のインターネットユーザーの間では『名探偵コナン』の作品そのものや、主人公である江戸川コナン本人を指す言葉としてこの単語を用いることもある。

[編集] 実写ドラマをめぐる反響

10周年特別企画ファイナルとして、2006年 10月2日に『名探偵コナン』実写ドラマ版が放送された際、その作中において、工藤新一（小栗旬）がバーローではなく馬鹿野郎と発言したことから、先述のニュース速報(VIP)板の多数の利用者らが、公式ウェブサイトの電子掲示板に抗議をするという騒動が巻き起こった。しかし、公式ウェブサイトへの書き込みのほとんどはいたずらとも取れるものばかりであり、大半がサイト管理者によって削除された。