バイオハザード0
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バイオハザード0は2002年11月21日にカプコンよりニンテンドーゲームキューブ用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。バイオハザードシリーズの一作である。
シリーズ第一作である「バイオハザード」の直前の出来事を描くプレストーリー編。開発当初は64DDで発売される予定だった。
目次 |
[編集] ストーリー
アメリカ中西部のアークレイ山地で人々が次々と食い殺されるという事件が発生し、ラクーン市警は、S.T.A.R.S.ブラヴォーチームを派遣し、事態の収拾を図る。しかし一行を乗せたヘリコプターは現場近くの森でエンジントラブルを起こして墜落する。脱出には成功したが、彼らはそこで破壊された軍の囚人護送車と惨殺された海兵隊員を発見する。そこで隊長のエンリコ・マリーニは行方不明の元海兵隊員のビリー・コーエンの捜索を指示する。
[編集] システムの特徴・概要
パートナーザッピングシステム
- プレイヤーは新人隊員レベッカと囚人ビリー・コーエンを操作する。ボタン一つでプレイヤーキャラをチェンジすることができ、一方のキャラクターはその間コンピューターが操作して自動的に戦う。2人が別々の部屋にいても交代が可能だが、この場合、若干切り替えに時間がかかるのが難点。
アイテムボックスの廃止
- 従来の作品は所持数が多くなったら、アイテムボックスに保管することが出来たが、今作ではアイテムボックスは廃止されている。その代わり、アイテムを好きなところで置く事ができるようになった。しかし、フロアに置けるアイテムの数に制限があるため、利便性は決して高くない。
[編集] 登場人物
レベッカ・チェンバース(Rebecca Chembers)
- S.T.A.R.S.の新人隊員で、ブラヴォー・チームの衛生担当。薬品に関する知識や技術に秀でる。学業に関してはかなり優秀で、飛び級を重ね18歳にして大学を卒業済み。今回の作戦がS.T.A.R.S.隊員としての初任務である。可愛らしい外見とは裏腹に度胸があり、マイペース。
ビリー・コーエン(Billy Coen)
- 元海兵隊少尉。ある軍事作戦中に23人もの民間人を虐殺した罪で死刑判決を受けた(ただしこれは冤罪で、本人は虐殺に加担していない)。処刑のため基地に移送される途中、何者かに護送車が襲われ、その隙に逃走。その後、怪物に襲われていたレベッカを助けた事から、生き残るため彼女と行動をともにする事となる。正義感が強く、意外にもピアノ演奏が得意。
ケネス・J・サリバン(Kenneth J.Sullivan)
- 偵察と敵地確保を担当するベテラン隊員。今作では彼の「生きた」姿が見られる。レベッカとは別行動。
エンリコ・マリーニ(Enrico Marini)
- S.T.A.R.S.副隊長でブラヴォー・チームのリーダー。温厚な性格で隊員から慕われている。レベッカとは別行動。
フォレスト・スパイヤー(Forest Speyer)
- 整備担当。重火器の扱いに長ける。レベッカとは別行動。
エドワード・デューイ(Edward Dewey)
- ヘリの操縦を担当する。狙撃も得意だが、ビリー捜索中にケルベロスに襲われ、負傷。その後ゾンビと成り果てて、かつての同僚であるレベッカに襲いかかる。
リチャード・エイケン(Richard Aiken)
- 通信担当。陽気な性格で、年が近いためレベッカのサポートを任されている。レベッカとは別行動。
アルバート・ウェスカー(Albert Wesker)
- S.T.A.R.S.隊長でアルファ・チームのリーダー。実はアンブレラがラクーン市警を監視するために送り込んだスパイである。常に冷静な切れ者で、トレードマークのサングラスは暗いところでも白衣姿でも決して外さない。アンブレラ研究員のバーキンとは旧知の仲。
ウィリアム・バーキン(William Birkin)
- アンブレラ研究員。この時点ではまだG-ウィルスは完成させていない。
ジェームス・マーカス(James Marcus )
- アンブレラ創立のメンバーであり、事件の舞台の一つである幹部養成所の初代所長。ヒルを使って始祖ウィルスからT-ウィルスを作り出した。目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格で、彼の研究の実験台となって殺された人間は相当数に上る。その精神はウェスカーやバーキンやビンセント等のアンブレラ幹部に受け継がれているようだ。アンブレラ内の権力闘争が原因で暗殺されたはずだが……
謎の青年
- T-ウィルスによって巨大化した肉食ヒルの群れを操る青年。アンブレラに何らかの恨みを持っているらしく、執拗にアンブレラの施設を襲う。正体はジェームス・マーカスが可愛がっていたヒル達のリーダー(通称・女王ヒル)がウェスカー・ウィリアムに裏切られ暗殺されたマーカスの死体と長い時間をかけて融合した存在である。なお、青年の姿はマーカスの若い時の姿を模写したものである。
[編集] 登場クリーチャー
ゾンビ(Zombie)
- おなじみのクリーチャーである。
ゾンビ改(Zombie kai)
- 実験により生み出されたゾンビ。筋肉組織がむき出しである。
ケルベロス(Cerberus)
- ゾンビ犬と同じ犬種だが、こちらは実験によって生み出されたBOWで、高い戦闘能力があるが、制御性に問題があるそうだ。
クロウ(Crow)
- T-ウイルスの二次感染によって凶暴化したカラス。死肉をついばむが生きている人間を見ると嘴で攻撃してくる。
スティンガー(Stinger)
- BOW開発当初に実験によって開発されたサソリ型BOW。巨大化し骨格も硬質化しているが、頭部の隙間が弱点であり、BOWとしての実験投下は見送られた。
ジャイアントスパイダー(Giant spider)
- 自然界に生息するクモが二次感染によって、巨大化なおかつ毒を持つようになった。
エリミネーター(Eliminator)
- マーカスの実験により開発された、大型真猿類のBOW。簡単な命令を実行することができる上、運動神経もかなり発達されており、それを生かした攻撃能力は驚異的なものといえる。マーカス曰く低下した視力を補うため聴力が発達しているそうだ。
プレイグクローラー(Plague Crawler)
- BOW開発当初に実験によって開発された昆虫BOW。しかし知能の低下などにより開発が中止された。
ハンター(Hunter)
- 一番最初に開発されたハンター。攻撃力が高く、簡単な命令なら聞くことができる。
ラーカー(Luker)
- カエルにT-ウィルスを投与したもの。眼が見えず、動くものならなんでも捕食してしまうため量産は見送られた。
インフェクティッドバット(Infected Bad)
- T-ウイルスに感染したコウモリの中で最も適応性が高いコウモリがイレギュラーに発達したものである。3メートルはあろうかと思われる翼を広げて飛行している。筋肉も増強されているようだ。
センチュリオン(Centurion)
- T-ウイルスの二次感染により10メートルにも巨大化した大ムカデ。
プロトタイラント(Proto Tyrant)
- タイラントの前に開発された未完成のタイラント。腐敗が激しく、思考能力が低下しているので廃棄処分になった。
ヒル(Leech)
- マーカスがヒルにT-ウィルス実験を繰り返し完成した巨大ヒル。巨大な口により獲物の血を吸い取り死に至らしめる。
擬態マーカス(Mimicry Marcus)
- ヒルが集まりひとつの生命体のような格好をしている。生みの親のマーカスの姿を擬態している。
女王ヒル第一・第二形態(Queen Leech Ⅰ Ⅱ)
- 死亡したマーカスの肉体にT-ウィルスを持った女王ヒルが処理場で取り付き、細胞再生と細胞分裂を20年かけ復活したものだと思われる。知能は高く、歌(?)によって、ヒルたちを、統括している。
- [第一形態]急激な変化を遂げて、真の姿になった女王ヒル。[第二形態]第一形態からさらに、ヒルを取り込んで急激な変化を遂げた女王ヒル。ゲーム進行の性質上、HPを0にしても倒せない。
[編集] 外部リンク
バイオハザード シリーズ | |
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本編: | BH 1 - BH 2 - BH 3 - Veronica - BH 0 - BH 4 - BH 5 |
外伝: | GAIDEN - アウトブレイク - ガンサバイバー |
映画版: | 第1作 - 第2作 - 第3作(公開予定) |