ニューヨーク・セントラル鉄道
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ニューヨーク・セントラル鉄道(New York Central Railroad 略号NYC)は1968年まで存在したアメリカの一級鉄道会社の一つ。日本語では、ニューヨーク中央鉄道と訳されることもある。
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[編集] 歴史
- 1853年 ニューヨーク州のオルバニーとバッファローを結ぶ鉄道として創業
- 1867年 鉄道王の一人であるバンダービルトに買収される
- 1869年 ハドソンリバー鉄道と合併、ニューヨーク・セントラル・ハドソンリバー鉄道としてニューヨークに乗り入れる。
- 1877年 買収によりシカゴに乗り入れを実現する
- 1902年 看板列車となる20世紀特急の運行が始められる
- 1913年 ニューヨーク市街に新駅「グランド・セントラル・ターミナル」を設ける
- 1914年 ハドソンリバーの文字を外し、旧名ニューヨーク・セントラル鉄道に戻す
- 1968年 経営再建のためにペンシルベニア鉄道などと合併、ペン・セントラル鉄道へ
- 1970年 ペン・セントラル鉄道倒産
- 1973年 国により再建への模索が行われる
- 1976年 他の倒産した鉄道と共に、半公営企業、コンレール(統合鉄道会社)として再建の道を歩み始める
[編集] 主な特徴
- 1950年ごろの路線延長は15000Km
- 現在、主要な路線はCSXの所有となっている
- ペンシルベニア鉄道との競合区間が多く、激しい競争を繰り返していた
[編集] 主な列車
ニューヨーク~シカゴ間
- 20世紀特急
- ウォルバリン
- レイクショアー特急
- コモドア・ヴァンダービルト
ニューヨーク~デトロイト
- デトロイター
デトロイト~シカゴ
- モーターシティ・スペシャル
クリーブランド~デトロイト
- マーキュリー
[編集] 関連項目
- アメリカ合衆国の鉄道
- スーパーC 1968年から走っていたATSFの直通コンテナ貨物列車