トレバー・ホフマン

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トレバー・ホフマン（Trevor William Hoffman, 1967年 10月13日-）は、アメリカメジャーリーグ、サンディエゴ・パドレスのリリーフ投手。右投右打。背番号は51。サンディエゴのデル・マー在住。愛称はホフィー。

[編集] 特徴

左足を肩の高さまで上げ、真上から投げ下ろすような独特のフォームをもつ。

球速は遅くなってしまった（130km/h後半、速くても145km/h）が、それを補って余りある高いボール・コントロールと、速度・軌道共に大きく変化するチェンジアップで毎年のように40を越えるセーブを上げるサンディエゴ・パドレスの看板選手である。地元サンディエゴのファンの間ではホフマンがAC/DCの「ヘルズ・ベルズ」を入場曲にしていることが有名で、ホフマンが投げる最終回はトレバー・タイムと呼ばれている。

テキサス・レンジャーズに移籍した大塚晶則と仲がいい事で知られている。

[編集] 経歴

アナハイム出身、アリゾナ大学卒、兄グレンも元メジャーリーガー(ショート)前ドジャースコーチで現パドレスコーチ。

トレバー自身も1989年シンシナティ・レッズに内野手としてドラフトされたが、当時の名ショート、バリー・ラーキンにはかなわないということで、ピッチャーに転向。制球にはもともと自信があったらしい。1993年にエクスパンション・ドラフトで新球団フロリダ・マーリンズに行き、メジャー初セーブを挙げるが、まもなくゲイリー・シェフィールドとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ。翌年から抑えを任されることになる。

1995年から2002年にかけてメジャー史上初となる8年連続30セーブを記録。2003年は肩を手術し長期離脱を余儀なくされたが、翌2004年には41セーブを記録して復活。2005年にも43セーブを稼ぐが、その年のオフ、単年契約しか提示しなかったパドレスに憤り、インディアンス移籍が確実視されたが、家族の説得により残留した。

2006年9月24日に479セーブ目を記録[1]。リー・スミスを抜き、メジャーリーグ歴代セーブ記録で単独トップに立った。本格的に抑えを任されるようになった1994年以降、パドレスの勝利の約半分に貢献したことになる。

年齢を重ねるにつれ、本格的な速球派投手から打者のタイミングを外す技巧派投手へと徐々に投球スタイルを変えていったが、40歳近くなった現在でも成績はまったく落ちていない。

[編集] 獲得タイトル

最優秀救援投手:1回、1998年
最多セーブ:2回、1998年（53）、2006年（46）

[編集] 年度別成績

年度	チーム	勝利	敗戦	防御率	試合	先発	セーブ	イニング	被安打	失点	自責点	被本塁打	四球	奪三振
1993	FLA-SD	4	6	3.90	67	0	5	90.0	80	43	39	10	39	79
1994	SD	4	4	2.57	47	0	20	56.0	39	16	16	4	20	68
1995	SD	7	4	3.88	55	0	31	53.1	48	25	23	10	14	52
1996	SD	9	5	2.25	70	0	42	88.0	50	23	22	6	31	111
1997	SD	6	4	2.66	70	0	37	81.1	59	25	24	9	24	111
1998	SD	4	2	1.48	66	0	53	73.0	41	12	12	2	21	86
1999	SD	2	3	2.14	64	0	40	67.1	48	23	16	5	15	73
2000	SD	4	7	2.99	70	0	43	72.1	61	29	24	7	11	85
2001	SD	3	4	3.43	62	0	43	60.1	48	25	23	10	21	63
2002	SD	2	5	2.73	61	0	38	59.1	52	20	18	2	18	69
2003	SD	0	0	2.00	9	0	0	9.0	7	2	2	1	3	11
2004	SD	3	3	2.30	55	0	41	54.2	42	14	14	5	8	53
2005	SD	1	6	2.97	60	0	43	57.2	52	23	19	3	12	54
2006	SD	0	2	2.14	64	0	46	63.0	48	16	15	6	13	50
Total		49	55	2.71	821	0	482	885.1	675	296	267	80	250	965