デニス・カーン

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**デニス・カーン**
基本情報
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本名	デニス・カーン
あだ名	多国籍サイボーグ新世紀の戦士スーパー・コリアン
階級	ウェルター級（PRIDE）
国籍	カナダブリティッシュコロンビア
誕生日	1977年 9月17日
出身地	フランスセントピエール島
命日
死地
スタイル	柔術、レスリングテコンドー
プロ総合格闘技戦績
総試合数	17
勝ち	15
KO勝ち	4
一本勝ち	1
敗け	1
引き分け	1
無効試合	0

デニス・カーン（Denis Kang、1977年 9月17日 - ）はフランスセントピエール島出身アメリカ在住の総合格闘家。アメリカン・トップチーム所属。

韓国人の父とフランス人の母の血を受け継ぎ、フランス、スペイン、カナダ、アメリカなど居住区を転々とし、カーウソン・グレイシー柔術、柔道、空手、レスリング、テコンドー、ハッキドゥーなどの様々なバックボーンを持つ、複雑な経歴の持ち主。スタンドの鋭い打撃に強引なまでのグラウンドテクニックを持ち、まさに立って良し、寝て良しのオールラウンド・ファイターである。その複雑な経歴からくる様々な格闘技が溶け合ったファイトスタイルを以て、自らを新世紀の戦士と自称する。また、試合中の冷酷なまでの容赦の無い闘いっぷりと、試合に勝利した瞬間に見せる全身を震わすような激しい歓喜の表情との二面性をもつ。ニックネームは多国籍サイボーグ。

彼は多国籍ではあるが、選手としては父親の故郷である韓国を出身国としている。韓国の総合格闘技イベントである『スプリットＭＣ』などで活躍しており、韓国のファンからはスーパー・コリアンと呼ばれ、親しまれている。日本の総合格闘技イベントPRIDEでも、韓流サイボーグというニックネームで紹介された事がある。

近年ではPRIDEでオールラウンドな新しいファイターとして活躍しているカーンではあるが、実は十年以上の格闘技経験があり、以前はパンクラスやK-1に参戦していたこともあるがあまり良い結果が出せずに苦労していた日々もあった。現在のカーンのスタイルの完成は大変な苦悩と努力の末の結果である。

[編集] 戦歴

2004年11月に韓国で開催された『Spirit MC-GP』を圧倒的な実力で優勝する。

2005年からはPRIDEに参戦。初参戦で大場貴弘を難なく下すと、宿敵アンドレイ・シモノフにも辛勝。

2006年 4月2日の『PRIDE 武士道 -其の拾- 』ではマーク・ウィアーからギブアップ勝ちを収め、同年開催のウェルター級GPへの出場権を手にする。

2006年 8月26日の『PRIDE 武士道 -其の十一- ウェルター級GP 2006 開幕戦』のGP一回戦にていきなり優勝候補の一角であるムリーロ・ニンジャと対戦。しかし結果は1Rわずか15秒でカーンがニンジャを叩きのめし、秒殺勝利をあげる。

2006年 8月26日の『PRIDE 武士道 -其の十二- ウェルター級GP 2006 2nd round』ではレッドデビル所属のアマール・スロエフと対戦。カウンターの右ストレートでスロエフをマットに倒すと、そのまま一気に攻め込み、バックから右腕一本で首を締め上げる。意識の薄れたスロエフがかろうじてタップし、戦慄の一本勝利を飾り、準決勝に駒を進める。

2006年 11月5日の『PRIDE 武士道 -其の十三- ウェルター級GP 2006 決勝戦』の準決勝で郷野聡寛と対戦。巧みな郷野の戦術に苦しむも、判定で勝利。決勝へ進む。決勝ではファイナリストのパウロ・フィリォの負傷棄権によって準決勝でフィリォに敗れた三崎和雄と優勝を懸けて激突。序盤は圧倒するも、後半の三崎の怒涛の反撃に主導権を奪われ、スプリットの判定負け。後一歩のところでＧＰ優勝を逃す。