デスラー戦法
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デスラー戦法(デスラーせんぽう)は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』で、ガミラス軍が用いる一種の奇襲戦法。遠方から目標地点、つまり敵の近くに、単体ではワープ機能を持たない自軍の戦闘機や戦闘用艦船を瞬間物質移送器によってワープさせて、敵を奇襲攻撃する戦法。「デスラー戦法」という名前であるが、実際に発案したのはドメル将軍である。
相手にとっては、敵軍の戦闘機や戦闘用艦船が至近距離に突然出現して攻撃されることになるので精神的な恐怖感やダメージも大きい。また、攻撃する側は敵艦隊に接近する際に反撃を受けることがなく、完全なる奇襲を実現することができるという点で極めて有利な立場を取ることができる。白色彗星帝国軍バルゼー艦隊旗艦メダルーザの火炎直撃砲も、デスラー戦法の応用とみなすことができる。
命名者は南部康雄で、『さらば宇宙戦艦ヤマト』でワープアウトして奇襲をかけてくる敵に対して叫んだ科白が最初である。