チャノキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャノキ | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||
Camellia sinensis | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
チャノキ(茶) | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Tea plant |
チャノキ(茶の木)とは、ツバキ目ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。単にチャ(茶)と言うこともある。原産地は中国南部とされているが確かなことはわかっていない。中国や日本で栽培されている1m前後の低木(学名: Camellia sinensis)と、インド・スリランカなどで栽培されている8~15mにも達する高木(アッサムチャ。学名: C. sinensis var. assamica)の二種類がある。樹皮は滑らかで幹の内部は堅い。日本産のものと中国産のものは植物学上同一種として扱われているが、花卉の形状などに明らかな違いが認められる。
チャノキの葉は人間が口にする嗜好品として加工されている。茶を参照。
日本では、栽培される以外に、山林で見かけることも多い。古くから栽培されているため、逸出している例が多く、山里の人家周辺では、自然林にも多少は入り込んでいる例がある。また、人家が見られないのにチャノキがあった場合、かつてそこに集落があった可能性がある。
また、九州や、四国に、在来種(一説には、史前帰化植物)の山茶(ヤマチャ)が自生している。
[編集] 関連項目
- ロバート・フォーチュン
- 多田元吉
- チャノミドリヒメヨコバイ
- チャドクガ