ダヴォール・シューケル
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ダヴォール・シューケル(Davor Šuker、1968年1月1日 - )は、クロアチア・オシエク出身の元同国代表のサッカー選手(FW)。
「シュケル」、「スーケル」と表記されることもある。1982年に旧ユーゴスラビアのクラブチーム・NKオシエクでキャリアをスタート。1987年ワールドユースではズボニミール・ボバンらとともに優勝に貢献した。1991年2月27日のトルコ戦で旧ユーゴスラビア代表としてデビューしたが、1992年にクロアチアが独立すると同国代表として活躍。内戦によりクラブチームこそ海外に移籍したものの、代表選手としてEURO1996ではベスト8、初のW杯出場となった1998年のフランスW杯では得点王となり、チームの3位入賞に貢献した。
クラブチームではセビージャやレアル・マドリードに所属。しかしレアル・マドリードでは約30年振りとなるUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献するが、フォワードの選手層が厚くてなかなか出場機会を得られなかった事もあってFAプレミアリーグへ移籍。しかし今度は故障に悩むとともに出場機会を得られず、渡独したが2003年に選手生活に終止符を打った。
現役当時、世界トップクラスのシュート精度を誇り、代表として出場したEURO1996では当時世界最高のゴールキーパーと言われたピーター・シュマイケルの頭上を越す鮮やかなループシュートを決めている。
余談だが、日本でも御馴染みの格闘家ミルコ・クロコップの妻は彼の妹である。
[編集] 選手経歴
- NKオシエク(ユーゴスラビア) 1982-1989
- ディナモ・ザグレブ(ユーゴスラビア) 1989-1991
- セビージャ(スペイン) 1991-1996
- レアル・マドリード(スペイン) 1996-1999
- アーセナル(イングランド) 1999-2000
- ウェストハム(イングランド) 2000-2001
- 1860ミュンヘン(ドイツ) 2001-2003
[編集] 経歴・タイトル
- フランス・ワールドカップ得点王
- ユーゴスラビア・リーグ得点王 1回(1988年/1989年)
- リーガ・エスパニョーラ優勝 1回(1996年/1997年)
- UEFAチャンピオンズリーグ優勝 1回(1997年/1998年)
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