ダイヤのA
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『ダイヤのA』は、週刊少年マガジンで2006年第24号から連載している寺嶋裕二の野球漫画。
概要
世に野球漫画は数多くあるが、往々にして漫画としての面白さを出すためか【弱小校からの這い上がり】等が多い中、強豪校への野球留学を肯定的に描いている。青道高校は埼玉栄高校をモデルにしていると思われる。
ストーリー
中学最後の大会、統合により廃校の決まっている母校、赤城中の名を残す為に出場するも、一回戦自らの暴投により負けてしまった沢村栄純。仲間たちと高校でリベンジしようと考えるなか、東京の名門・青道高校からスカウトがくる。気乗りしないまま見学に訪れた青道でキャッチャーの御幸一也と出会ったことで沢村は青道に行くことを決める。
登場人物
- 沢村 栄純(さわむら えいじゅん)
- 主人公。投手、左投げ左打ち。一年。赤城中学(所在地は東京都ではないこと以外不明)出身。肩関節と手首の柔らかさにより上下左右に変化するナチュラルムービングボールを投げる。物怖じしない性格で、どんな局面でも全力でぶつかってゆく熱血バカ。仲間意識が非常に高い。そのためチームメイトのみならず、一所懸命野球している選手をバカにする者を許さない。当初は地元に進学して仲間と共に野球を続けるつもりだったが、青道野球部で自分の力を試すため、仲間の後押しと共に推薦入学を決めた。今まで部活動としての野球などはやっているが本格的な指導を受けていない、おまけに田舎出身で野球は見るよりやるタイプでトドメに中学通算0勝という経歴なためか野球の知識は細かいところが抜けている。
- 御幸 一也(みゆき かずや)
- 捕手、右投げ左打ち。二年。スポルディングサングラスがトレードマーク。類稀なリード力と捕球力、優れた強肩を誇る青道の頭脳として、既にレギュラーの座を不動のものとしている。打撃力も高く、中学時代から様々な高校からラブコールを受けていた天才。一年時には雑誌に紹介記事が掲載されている。飄々とした性格で基本的に自由人。遅刻した際に沢村をハメて自分だけ助かろうとするお茶目な部分もある。なんだかんだ言いながらも、沢村は彼のことを信頼している。
- 降谷 暁(ふるや さとる)
- 投手、右投げ。一年。北海道苫小牧中学出身の一年生離れした速球を投げる怪物ピッチャー。中学時代はそのせいで自分の球を取ってくれる捕手がおらず、不完全燃焼な日々を過ごしていた。その為試合経験、注目度もそれ程無かったのか一般での入部。一年の中では唯一の一軍合格者。青道に進学したのは御幸がいたからで、自分の球を簡単に捕球する御幸を尊敬している。普段はクールで無愛想だが、内には秘めたる闘志が漲っている。経験不足から来る守備とスタミナが課題。
- 小湊 春市(こみなと はるいち)
- 右打ち。一年。神奈川県陽光中学出身。中学での通算打率は6割3分5厘を記録している。一年生全員と二・三年の主力以外との対抗戦で好成績を残し、沢村とともに二軍に昇格した。小柄ながら、偽装サインの使用や長い木製バットを短く持つなどして、相手バッテリーを揺さぶる技巧派。グラブ捌きもよく、守備も良い。沢村には親近感を持っているようで、「栄純君」と呼んでいる。兄はレギュラーの亮介。
- 倉持 洋一(くらもち よういち)
- 遊撃手、右投げ。二年。沢村のルームメイトでイタズラ好き。よくしゃべり、うるさい人だが守備には定評がある。
- 丹波(たんば)
- 投手、右投げ。三年。青道の暫定的A。縦に大きく割れるカーブを武器にする長身投手。素材はピカイチだがどうやらノミの心臓なのか本番(強豪校)には弱い。
- 滝川・クリス・優(たきがわ くりす ゆう)
- 捕手。右投げ。三年。親が元プロ野球の二世選手。元々は御幸以上の選手だったらしいが故障の結果、高校野球最後の一年は二軍で暮らすことになったが、自分の3年間に誇りを持ち、少しでも仲間の役に立つために部に残った。声が小さく、目つきも悪いが根はいい人。
- 増子 透(ますこ とおる)
- 三塁手。右投げ右打ち。三年。沢村のルームメイト。エラーした際には自分に何かしらのペナルティーを与えるという自分ルールを持っている。典型的なパワーヒッターで、詰まった当たりでもホームランに出来る。
- 結城 哲也(ゆうき てつや)
- 一塁手。三年。キャプテンを務める。勝負勘の良さから、四番打者を任されている。
- 伊佐敷 純(いさしき じゅん)
- 中堅手。三年。強肩強打と評される。口調が荒い。
- 小湊 亮介(こみなと りょうすけ)
- 二塁手。三年。一年の小湊春市とは兄弟である。プレイスタイルは、対抗試合後の夜に「俺のマネばかりしても一軍じゃ使ってもらえない」と言う風に言っているところから、弟、春市と一致するといって間違いないだろう。
- 東 清国(あずま きよくに)
- 高島 礼(たかしま れい)
- 青道高校野球部副部長。26歳。沢村に才能を見出しスカウトに訪れた美女。ふくよかな胸囲と眼鏡が外見的特徴。事野球のことに関しては監督同様熱く真摯に取り組む。学校理事長の娘。
- 片岡 鉄心(かたおか てつしん)
- 青道高校野球部監督。30代。見た目はヤ○ザだが、母校に恩返しをするためにプロ入りを蹴って指導者としての道を歩む。表面上は非常に厳格で冷酷だが、実力と気迫が備わっている者はきちんと認める。近年甲子園出場から遠ざかっているせいで、監督解雇の声が上から上がっている。
- 吉川 春乃(よしかわ はるの)
- 若菜(わかな)