スカイスポーツ (競技)
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スカイスポーツ(すかいすぽーつ) は、グライダー、ハンググライダー、パラグライダーなどの空中遊泳を楽しむスポーツ。
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[編集] 分類
国際航空連盟(FAI)では、スカイスポーツを一般航空・気球・ヘリコプター・アクロバット・グライダー・模型航空・ハンググライダー・パラグライダー・マイクロライト(超軽量動力機)・パラシューティング(スカイダイビング)・人力機などのカテゴリに分類している。
[編集] 気球
[編集] ヘリコプター
[編集] グライダー
[編集] ハンググライダー
[編集] パラグライダー
[編集] パラシューティング(スカイダイビング)
[編集] スカイスポーツの無線
総務省は、スカイスポーツの普及に伴い、465.1875MHz(1W以下) をスカイレジャー用(携帯局/スポーツ・レジャー)として許可している。免許の通信事項として「スポーツ・レジャーに関する事項」となっているが、スカイスポーツ以外(登山、狩猟、マリンレジャー等)に使用することは出来ない。
標準の移動の範囲は「全国、上空」となっているおり、海上上空をフライトする場合は、「陸上、海上、上空」の申請が必要となる。
運用には第3級陸上特殊無線技士(無線従事者)以上の資格が必要である。この資格は簡単な試験で取得が出来、エリア内で管理者として1名以上の資格者を配置すればフライヤー(操縦士)に資格は不要で、扱いやすい無線となっている。
しかし、
- 価格が高い(アマ無線ハンデイと比べると高い)
- 1つの周波数(1ch)しかなく、多数の利用者がいれば混信を起こす可能性がある。
- 通信相手は免許人の携帯局と定められており、汎用性がない。(団体毎の通信相手に限定されるため、個人使用で免許をとっても活用できない)
といった欠点もあり、2006/8現在、約500局程度しか普及せず、ほとんどがJHFやJAAが取得し、パラスクールなどが60局程度となっている。
使用周波数の増波や通信相手の拡大等を求める声もある。地上波テレビ放送のデジタル移行後の空き周波数(170MHz帯、30ch)をスポーツやレジャー用途に割り当てることを、株式会社スタンダードが提案している。(参照: [1] )
[編集] 他に利用できる無線
- 特定小電力無線
- 簡易業務無線機。陸上スタッフ専用。資格は必要ないが、無線局免許は必要である。簡易な事務又は個人的用務のため、レジャー、上空、海上、消防・防災・警備等の用途に利用できない。
なお、アマチュア無線を用いているケースがあるが、たとえ個人での利用であってもスポーツやレジャー用途に用いることは出来ない。 アマチュア無線#ルールを守らない運用の問題
[編集] 用途
無線を利用する機会は、次の5場面となっている。
- スクーリングでの電波誘導による訓練
- エリア管理。(エリア管理者との連絡や安全確保)
- 競技大会の事務局運営(JHF主催、公認、後援、JPA公認、草大会、国体のデモ大会、バルーンのイベント・大会)
- フライヤー(操縦士)同士の連絡
- 緊急、安全に備えて無線機を携帯する