スウィープ奏法
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スウィープ奏法( - そうほう)とは、ギターの演奏においてダウン・ピッキングもしくはアップ・ピッキングを連続して行う奏法。箒で掃くような動作を行うことからこの名前が付いた。
今や別段珍しい技法ではないスウィープピッキングであるが、起源は隣り合った弦をオルタネイトピッキングで弾かず、掃くようにはじいたエコノミー・ピッキングと思われる。これを多数の弦にわたって行う物をスウィープピッキングと呼ぶ。
イングヴェイ・マルムスティーンを代表とするシュラプネル・レコーズ全盛の頃は、音を詰め込むことの容易さから多用された。
ミュートを心得てしまえば不可能ではない。メジャー、マイナー、ディミニッシュ等の1~5弦あるいは1~6弦一気に弾く、パターンが決まったものでは手に覚えさせる感覚で習得可能と思われるが、近年の途中にハンマリングやプリングで7thなどを含めるスウィープはまた難易度が異なる。
速く弾くことには滅法強いスウィープであるが、反対にリズムをキープするような曲には向かない。最近ではストリングスキッピング等でオルタネイトピッキングの技術が全体的に向上していることもあり、また近年の低音化から空間系のエフェクトが避けられることから、演奏上もよりタイトさが求められ、リズムキープの難しいスウィープは一時期ほどは多用されない。