ジャン・ヌーヴェル
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ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel, 1945年8月12日 - ) は、フランスの建築家。フランスのロット=エ=ガロンヌ県フーメル(Fumel)出身。1987年の『アラブ世界研究所』(パリ)設計で脚光を浴びた。ガラスによる建築を得意とし、『カルティエ現代美術財団』のようにガラス面の光の反射や透過により建物の存在が消えてしまうような「透明な建築」や、多様な種類のガラスを使い独特の存在感を生み出す建築を多く作っている。
[編集] 略歴
パリ・「エコール・デ・ボザール」出身。「Mars 1976」「Syndicat de l'Architecture」の創立メンバー。1989年アガ・カーン賞を受賞したほか、建築に関する受賞多数。2005年にデンマークのルイジアナ近代美術館にて大規模な個展が開かれた。
[編集] 代表作
- アラブ世界研究所(フランス・パリ)
- ケ・ブランリ美術館(フランス・パリ)
- リヨン・オペラハウス改修(フランス・リヨン)
- ギャルリー・ラファイエット・ベルリン店(ドイツ・ベルリン)
- カルティエ現代美術財団(フランス・パリ)
- 電通本社ビル(日本・東京汐留)
- ルツェルン文化会議センター(スイス・ルツェルン)
- ガゾメーター(ガスタンク)改修プロジェクト(オーストリア・ウィーン)
- ソフィア王妃芸術センター新館(スペイン・マドリード)
- トーレ・アグバール(アグバール・タワー)(スペイン・バルセロナ)