ジャングルウォーズ
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ジャングルウォーズ( jungle wars )は、第1作目が1991年にポニーキャニオンから発売された、ゲームボーイのロールプレイングゲーム、およびそのシリーズ作品の総称である。通称「JW」。また、このゲームを原作としたOVAも存在する。
シナリオ・ゲームデザインは、ファミコン神拳110番の「キム皇」こと、きむらはじめ(木村初)。
この記事では、ジャングルウォーズシリーズの2作品について解説する。
目次 |
[編集] シリーズ概要
この項では、シリーズに共通する世界観やシステムを解説する。
- ストーリー
舞台は、動物達と人間が共存するジャングル。ジャングルの番人である「ジャングルパパ」の息子「ジャングルボーイ(ボーイ)」を主人公に、その仲間達とともにジャングルに忍び寄る魔の手からジャングルの平和を守る。
- 作品の特徴
ドラゴンクエストシリーズに代表される王道RPGと言えるが、ギャグチックな敵キャラやキャラクターデザイン(土居孝幸)から、桃太郎伝説に近い印象を受ける。ゲームの内容的には、勧善懲悪と少年少女の成長を描いており、児童文学的な要素を持つ。
- システム面の特徴
- 戦闘
いわゆるターン制を採用している。主人公であるボーイが戦闘不能になると、他のメンバーが生き残っていても全滅扱いとなる。
- 敵キャラ
- 敵キャラはジャングルに住む変わった動物達であるが、動物以外の敵キャラも居る。主人公達は殺生はしないため、戦闘に勝利した場合は「○○たちは謝って帰っていった」となる。
- きのみ
- サスケという猿が仲間に居る時に使用できるコマンド。フィールドで木の実を探して入手することで、移動中や戦闘中に回復アイテムのように使えたり、戦闘中敵キャラに投げつけることでダメージを与えられる。
[編集] 主なスタッフ
- シナリオ・ゲームデザイン きむらはじめ(木村初)
- キャラクターデザイン どいたかゆき(土居孝幸)
- ミュージック・サウンド おかもととしお
ほかに、ぼくのなつやすみの作者・綾部和も参加。(2のみ)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ジャングルウォーズ
ジャングルウォーズ | |
---|---|
ジャンル | RPG |
対応機種 | ゲームボーイ |
開発元 | アトリエドゥーブル |
発売元 | ポニーキャニオン |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1991年6月21日 |
価格 | 4,800円 |
対象年齢 | 全年齢 |
[編集] ストーリー
平和なジャングルに、「ゴート団」を名乗る謎の組織が現れ、強盗や密猟を繰り返していると言う。ジャングルパパとボーイはその調査に向かうが、ゴート団に捕まってしまう。パパの機転により脱出したボーイは、パパを助けるとともにジャングルの平和を取り戻すために立ち上がる。
[編集] 仲間キャラクター
- ボーイ(デフォルト名。変更可)
- 主人公である。
- ミオ
- 占いオババの孫娘で、魔法使いでもある。父親はシティ(都会)で市長を務めている。
- サスケ
- 何故か服を着て、メガネをかけている子猿。
[編集] ジャングルウォーズ2~古代魔法アティモスの謎~
ジャングルウォーズ2~古代魔法アティモスの謎~ | |
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ジャンル | RPG |
対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | アトリエドゥーブル |
発売元 | ポニーキャニオン |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1993年3月19日 |
価格 | 9,500円 |
対象年齢 | 全年齢 |
[編集] ストーリー
ジャングルに眠る謎の古代魔法「アティモス」を復活させ、その力で世界征服を成し遂げようと画策する「ウルウル団」の野望を阻止するため、ボーイたちが立ち上がる。
[編集] システムおよび特徴
本作には独特なシステムが多数あり、ゲーム本編終了後も様々な楽しみがある。本編ストーリーは一本道であるが攻略順は自由であり、また、攻略する必要の無いサブイベントもあるなど、比較的自由度が高いともいえる。
しかし、内容を大量に詰め込んだ結果であろうか、バグも散見される。だが、幸いにもゲームの進行不能に陥るような致命的なバグは無いようだ。
- システム面
- アイテム
- 本作はアイテムが装備品を中心に非常に多い。高価だが無意味な装飾品、オークション(後述)でしか手に入らないような強力な武器防具など、幅広い。
- 運勢システム
- 各キャラのステータスに、運勢と言う項目がある。運勢には、『大吉、中吉、吉、凶、大凶』の5段階がある。
- 大吉だと、戦闘時に獲得できる経験値が(中吉、吉、凶に比べ)10%増える。逆に大凶だと、(中吉、吉、凶に比べ)10%減る。それ以外の影響は不明。
- 運勢は、宿屋で休む、占いオババに占ってもらうなどでランダムに変化する。また、一部敵キャラやサスケの戦闘時の行動によって変化することもある。また、「ミシー」と言う魔法で大吉にすることもできる。
- イベント面
- ジャングルトーナメント
- ジャングル中から集まった猛者が、最強の座を賭けて戦うトーナメント。内容としては、ボーイと相手との一対一の戦闘による勝ち抜き戦イベント。負けても特にマイナスは無いが、上位に進出すると、賞金がもらえる。
- イベントとして一度は参加する必要がある(出場せず、観覧のみでも良い?)が、それ以降は自由参加。強制イベント後は、ゲーム内時間で数日毎に「今日はジャングルトーナメントです。参加しますか?」との呼び出しがある。参加する意志を示すと、強制的に開催地へ移動。
- オークション
- オークション村では、オークションが行われている。そこではイベントアイテムを除いた全てのアイテムが出品される可能性がある。
- ジャングル鉄道
- ジャングルを鉄道で結ぶ計画があるが、資金難のため、一部区間しか開通していない。これに寄付することによって、鉄道を延伸させることが出来る。全線開通には100万以上の寄付が必要。
他にもいくつかのサブイベントがある。
[編集] 仲間キャラクター
メインキャラクター3人と、助っ人キャラクターがいる。最大4人パーティが組める。
- メインキャラクター
- ボーイ
- ミオ
- 前作の冒険で覚えた魔法はほとんど忘れてしまっている。
- サスケ
- 本作では、出生に何らかの秘密があることが示唆されている。
- 助っ人仲間キャラクター
ストーリーの展開により強制的に加入・離脱する。ある程度ストーリーが進むと、任意にキャラクターを入れ替えられるようになる。但し、メインキャラクターを外すことはできない。
- かまわに
- 鎌を持ったワニ。前作ではゴート団の一員(ボス敵キャラ)として登場した。ドラクエで言う所の戦士タイプ。
- レオン
- ジャングルトーナメントで優勝することを目指して修行している青年。実は狼男で、夜になると狼の姿に。
- トーマス
- 都会に住む少年発明家。体が弱く、ジャングルの別荘で療養していた所、ボーイと出会う。この作品において、最も精神的な成長が見られると言えるキャラ。
- マリン
- ペンギンの国の王子。魔法を使えるほか、動物(敵キャラに同じ)を召喚して、その特殊能力で敵にダメージを与える攻撃ができる。
[編集] 外部リンク
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