ジェンナーロ・ガットゥーゾ
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ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾ(Gennaro Ivan Gattuso、1978年1月9日 - )は、セリエA、ACミラン所属のイタリア代表のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。
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[編集] プレースタイル
無尽蔵のスタミナでピッチを縦横無尽に走り回り、強烈なタックルでボールを奪いにいくACミランの中盤の要のプレイヤー。あふれる闘争心でチームを勇気づける。ボールがあるところにはガットゥーゾがいるというほど頻繁にボールホルダーにプレスをかけ、前線の攻撃的な選手が自由にプレーできるのも彼がいるからこそ。ハードワーカーの代表格である。また時には果敢に攻めあがり、シュートに持ち込んでいくことも。
愛称は「ブレイブハート」「リンギオ(狂犬)」「うなり屋」で、プレースタイルに由来する。「ガットゥーゾ襲い掛かる」という言葉はあまりにも有名。
[編集] 逸話
- 女性ファンが多いイタリア代表の中でダントツの男性ファン数を誇る(それに反比例して女性ファンは少ない)ナイスミドル。が、最近では女性ファンも増えつつある。
- 特技は英語。グラスゴー・レンジャーズ在籍時に覚えたもので、自身の申告によればイタリア人サッカー選手の中ではかなりうまい部類だとか。
- イタリアのドッキリ番組で、ターゲットにされた事がある。内容は、「レストランの駐車場に止めた彼(ガットゥーゾ)の車を、別の同じ車種・同じ色の車と入れ変え、その車の内装を大きな犬がボロボロにする」というもの。ボロボロにされた車を見て自分の車がやられたと思った彼は、激怒し、駐車場の管理人(彼は、ボロボロにした犬の飼い主の役)を、蹴りを入れながら激しく追いまわした。
- 意外と髭を剃ると別人に見える位である。
[編集] 経歴
- 代表
- 2000年 スウェーデン戦で代表デビュー
- 2002年 ワールドカップ 日韓大会出場 (ベスト16)
- 2006年 ワールドカップ ドイツ大会出場 (優勝)
- クラブ
- 2002-03 UEFAチャンピオンズリーグ優勝,コッパ・イタリア優勝
- 2003-04 セリエA優勝
[編集] 所属クラブ
この若い時期にスコットランド・プレミアリーグの名門に移籍するのだが、イタリア人選手にとってはこれは非常に珍しいことだ。
[編集] 伝説
- 2006FIFAワールドカップでの行い
- 対オーストラリア戦。トッティのPKで決勝点が決まった直後にフース・ヒディンク監督の前でこれ見よがしにガッツポーズ。しっしと追い払われてもかまわず続ける。
- 名将マルチェロ・リッピに向かってノド輪を食らわし、優勝した時には髪の毛をつかんで頭を揺さぶった。リッピも「こんなに手荒い喜び方をするとはね」と苦笑いするしかなかった。
- 優勝の直後、あまりの興奮のあまり、パンツ一丁になったり、ピッチの芝を食べた。
- 興奮のあまりトイレに28回も行った
- カンナバーロによって坊主にされてしまった。
イタリア代表 2006 FIFAワールドカップ™ 優勝メンバー |
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1 ブッフォン | 2 ザッカルド | 3 グロッソ | 4 デ・ロッシ | 5 カンナヴァーロ | 6 バルツァッリ | 7 デル・ピエロ | 8 ガットゥーゾ | 9 トーニ | 10 トッティ | 11 ジラルディーノ | 12 ペルッツィ | 13 ネスタ | 14 アメリア | 15 イアキンタ | 16 カモラネージ | 17 バローネ | 18 インザーギ | 19 ザンブロッタ | 20 ペッロッタ | 21 ピルロ | 22 オッド | 23 マテラッツィ | 監督 リッピ | 編集 |
ACミラン - 2006-2007 |
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1 ヂーダ | 2 カフー | 3 マルディーニ | 4 カラーゼ | 5 コスタクルタ | 7 R・オリベイラ | 8 ガットゥーゾ | 9 F・インザーギ | 10 セードルフ | 11 ジラルディーノ | 12 ボッリエッロ | 13 ネスタ | 16 カラッツ | 17 シミッチ | 18 ヤンクロフスキー | 19 ファヴァッリ | 20 グルキュフ | 21 ピルロ | 22 カカ | 23 アンブロジーニ | 25 ボネーラ | 27 セルジーニョ | 29 フィオーリ | 32 ブロッキ | 監督 アンチェロッティ 編集 |
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