ジェイソン・ベッカー
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ジェイソン・ベッカー（Jason Becker、1969年7月22日 - ）は、主にヘヴィメタルの分野で活動しているギタリスト、作曲家。現在は筋萎縮性側索硬化症の闘病生活をしながら、音楽活動をしている。
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[編集] 来歴
[編集] カコフォニー時代
ギタリストであった父の英才教育を受け幼少の頃からギターに親しみ、17歳の時にシュラプネル・レコーズの社長のマイク・ヴァーニーにデモテープを送る。この時ヴァーニーはそのギターの才能に惚れ込み、同時期に同じレーベルで活動していたマーティ・フリードマンにベッカーを紹介して参加させる。こうして結成されたのがカコフォニーであった。
こうしてカコフォニーは1987年にデビューアルバム『スピード・メタル・シンフォニー』でデビューを飾るともに、ギタリストとしてもデビューを飾った。アルバムは概ね好評であり、マーティ・フリードマンとジェイソン・ベッカーのツインギターは話題となった。
1989年にアルバム『パーペチュアル・バーン』でソロ・デビューし、速弾きブームが過熱していた当時のシーンに一石を投じた。
同年、カコフォニーは2ndアルバム『ゴー・オフ!』を発表するがバンドは解散。
解散後、元ヴァン・ヘイレンのデヴィット・リー・ロスのバンドに参加する事になり、これからの活動が期待されていた。
[編集] 悲劇
そんな彼にも悲劇は訪れる。1990年、アルバム『ア・リトル・エイント・イナフ』レコーディング中に左手足に脱力感を感じ、それが悪化していく。アルバムは完成したものの、ライブには参加できずにバンドを去る。後にその症状は筋萎縮性側索硬化症と判明。この時、多くの有名なミュージシャンらが治療費などを集めるためにベネフィット・コンサートを開いたものの、症状は悪化は避けられず、次第に忘れ去られた存在となっていった。
病に冒され、もはやギターも弾けない状態にまで病気は進行していた。しかし、創造意欲はとどまるところを知らなかった。病に冒されながらも1995年に2ndアルバム『パースペクティヴ』を完成させる。あまりギターを弾けない状態であったため、マイケル・リー・ファーキンスが代わって演奏するという異例のパターンで製作された。
[編集] 現在
その後も病状は進行し続けており、『パースペクティヴ』発表時には可能だった会話も、機械を通して行わなければならない状態までに至っている。
ここ最近では、未発表曲を集めたアルバムが2枚発表された。また、シュラプネル・レコーズに在籍していた頃からの盟友や、彼を尊敬するミュージシャン達によるトリビュート・アルバムが製作された。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] ジェイソン・ベッカー
- パーペチュアル・バーン Perpetual Burn (1988)
- パースペクティブ Perspective (1996)
- ザ・ラズベリー・ジャムズ The Raspberry Jams (1999)
- ザ・ブラックベリー・ジャムズ The Blackberry Jams (2003)
[編集] カコフォニー
- スピード・メタル・シンフォニー Speed Metal Symphony (1987)
- ゴー・オフ! Go Off! (1988)
[編集] デイヴィッド・リー・ロス
- ア・リトル・エイント・イナフ A Little Ain't Enough (1991)
