シンコウラブリイ

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シンコウラブリイ
性別	牝
毛色	鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1989年 2月2日
死没	（現役繁殖牝馬）
父	カーリアン
母	ハッピートレイルズ
生産	B. R. ファイアストン夫妻
生国	アイルランド
馬主	安田修
調教師	藤沢和雄（美浦）
競走成績	15戦10勝（中央）
獲得賞金	5億2790万円
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シンコウラブリイは、日本の外国産馬の元競走馬及び現繁殖牝馬である。1991年から1993年にかけて中央競馬の短中距離路線で牡馬と互角の勝負を繰り広げた。藤沢和雄調教師に初の重賞、GIをもたらした競走馬である。

※馬齢は当時の表記にあわせ数え年にて記載

[編集] 競走馬時代

[編集] 1991年

新馬戦、福島3歳ステークスを連勝し、牝馬限定戦にリニューアルした阪神3歳牝馬ステークスに出走するもニシノフラワーの3着。

[編集] 1992年

外国産馬であったため当時は桜花賞、優駿牝馬（オークス）の出走権がないことから優駿牝馬前日のカーネーションカップ（当時は4歳牝馬限定のオープン特別）に出走するもここで生涯最低着順となる6着に敗退する。

しかし、一度レースを使ったことで良化し、ニュージーランドトロフィー4歳ステークスでヒシマサル、エーピージェット、サクラバクシンオーといった牡馬の有力馬を相手に快勝する。これはシンコウラブリイ、藤沢にとっても初の重賞制覇であった。その後もラジオたんぱ賞、クイーンステークス（当時は中山競馬場2000mのエリザベス女王杯トライアルレース）と重賞3連勝を達成する。

クイーンステークス後は、藤沢の考えでジャパンカップを目指す事になる。しかし、その後エリザベス女王杯と同日に行われた富士ステークスの勝ち方から2400mは持たないと藤沢は判断し、急遽マイルチャンピオンシップに連闘で出走する。1番人気に支持されるもダイタクヘリオスに逃げられて2着に敗れる。その後は、安田記念を目標に休養に入る。

[編集] 1993年

明けて1993年、休み明けの京王杯スプリングカップで圧倒的1番人気に押されるもヤマニンゼファーの2着、続く安田記念は前走に続きヤマニンゼファー、さらに古豪牝馬イクノディクタスに先着され3着に敗れる。しかし、ライバルのニシノフラワーには先着した。その後は休養前の北海道輸送がてら、札幌日経オープンに出走し、圧倒的な1番人気に応えて快勝する。

秋は毎日王冠に出走し、ヤマニンゼファー以下を抑えて勝利する。この毎日王冠には後に天皇賞(秋)を勝つヤマニンゼファーの他に2着となるセキテイリュウオーも出走していた。しかし、外国産馬である事から天皇賞には出走できない為スワンステークスに出走する。雨の重馬場であったがここも勝利する。

そして前年2着に敗れたマイルチャンピオンシップに出走。レース直前に京都競馬場に激しいにわか雨が降りドロドロの不良馬場になったが前走で示したとおり全く馬場を問題とせず快勝する。これは藤沢にとっても初のGI勝利であった。

このGI勝利で牝馬収得賞金額1位（当時）となりこれを最後に引退した。さらにこの年最優秀古馬牝馬を獲得。

[編集] 繁殖牝馬として

トレジャー、レディミューズなど重賞戦線に出走する競走馬を輩出しているがまだ母に並ぶ産駒は出ていない。

ロードクロノス(牡・藤沢和厩舎　父トニービン)が岡部幸雄騎手騎乗で2001年の中京記念を制している。

[編集] 血統表

シンコウラブリイの血統　（ノーザンダンサー系／アウトブリード）
父 Caerleon 1980　鹿毛	Nijinsky 1967　鹿毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Flaming Page	Bull Page
			Flaring Top
	Foreseer 1969　黒鹿毛	Round Table	Princequillo
			Knight's Daughter
		Regal Gleam	Hail to Reason
			Miz Carol
母 *ハッピートレイルズ Happy Trails 1984　鹿毛	*ポッセ Posse 1977　栗毛	Forli	Aristophanes
			Trevisa
		In Hot Pursuit	Bold Ruler
			Lady Be Good
	*ロイコン Roycon 1975　鹿毛	High Top	Derring-Do
			Camenae
		Madelon	*セントクレスピン
			Azurine F-No.4-d