サンダー・ホーク

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サンダー・ホーク (Thunder Hawk) は、カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。ゲーム内ではT.ホーク (T.HAWK) と表記される。

目次 1 キャラクターの設定 2 キャラクターの特徴 3 必殺技 3.1 スーパーコンボ 4 登場作品

[編集] キャラクターの設定

「サンダーフット族」という部族の勇者。メキシコ出身であるが、外見上のデザインはアメリカ・インディアンに近い。父親のアロイオ・ホークをベガに殺害され、同時に故郷である部族の聖地を追われた過去を持ち、これを奪還するために戦い続けている。

『ストリートファイターZERO3』に登場した際も同じ理由で戦っているが、ホークの恋人ジュリアがベガ率いる犯罪組織「シャドルー」にかつて拉致され、洗脳を受けて親衛隊メンバーの一人ユーリとなっていた、という設定が加わっている。

[編集] キャラクターの特徴

『スーパーストリートファイターII』で追加された4人のキャラクターの内の一人で、それまで最大だったサガット (226cm) を上回る巨体を誇る。レバー1回転コマンドによる必殺投げ「メキシカンタイフーン」と昇龍拳に類似した上昇系対空技「トマホークバスター」を備え、登場当時は端的に「昇龍拳を使えるザンギエフ」と表現された。巨体ゆえの長いリーチと高い攻撃力、また上空から強襲する必殺技「コンドルダイブ」による機動力もあり、『スーパー』初登場時は上位キャラクターの一角を担っていた。

『スーパー』で猛威を振るったため、続編の『スーパーストリートファイターIIX』では弱体化を余儀なくされる。強さの理由のひとつであったボディプレスはめくり（相手の背中側に落ちるようなジャンプ攻撃で、ガード方向を混乱させられる）に使えなくなり、トマホークバスターの無敵時間が短くなるなど全面的に不利となる調整がされた。その一方で、追加されたスーパーコンボ「ダブルタイフーン」は同系統であるザンギエフのスーパーコンボよりも性能が高く、これを決めて一発逆転を狙うことも可能となっていた。結果として、『スーパー』の単なる強キャラクターから、慎重に試合を進めつつ一発に賭けるという玄人好みのキャラクターへと変貌することとなった。

『ストリートファイターZERO3』では家庭用移植版で登場し、その後『ZERO3↑』（アッパー）でアーケード版にも登場した。だが、全体に動きが鈍重で扱いづらく、頼みのスーパーコンボも発動を確認してから容易に避けられるなど調整不足が目立った。

[編集] 必殺技

メキシカンタイフーン

相手の頭を片手でつかんで振り回しつつ空中に跳び上がり、そのまま地面に叩きつける高威力の投げ技。ザンギエフのスクリューパイルドライバー同様レバー1回転コマンドで発動するが、有効範囲はスクリューより幾分狭く、通常の投げよりはだいぶ広い。

トマホークバスター

斜め上方に跳び上がる、いわゆる昇龍拳系の対空技。連続技や相手の攻めを切り返す用途に使えるが、ガードされると隙が大きい。

コンドルダイブ

空中から相手に向けて一直線に滑空し体当たりする。波動拳などの飛び道具に強く、またメキシカンタイフーンを決めた後間合いを詰める手段としても使用できる。

コンドルスパイア

小さく飛び上がり、頂点で振り下ろす形でチョップを両手で放つ。中段技（しゃがみガード不能）。弱は垂直に飛び上がり、中→強となるに従いジャンプの距離が伸びる。

[編集] スーパーコンボ

ダブルタイフーン（レイジングタイフーン）

メキシカンタイフーンを2連続で決めるスーパーコンボで、有効範囲がメキシカンタイフーンと同じ広さ。「レイジングタイフーン」は『ZERO3』での名前で、Lv3で発動するとメキシカンタイフーンを3連続で決める。が、有効範囲が非常に狭くなっており、そのうえ発動時の画面が暗転する演出を見てからジャンプして避けられてしまう。

キャニオンスプリッター

『ZERO3』で追加されたスーパーコンボで、コンドルスパイアからトマホークバスターへ繋げる。しゃがみガードできないが暗転の演出のため奇襲には使えず、威力も低いため使いづらい。

[編集] 登場作品

• スーパーストリートファイターII
• スーパーストリートファイターIIX
• ストリートファイターZERO3（家庭用のみ）
  • ストリートファイターZERO3↑（アッパー）
  • ストリートファイターZERO3↑↑（ダブルアッパー）