サンタ・マリア号
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サンタ・マリア号( -ごう)(The Santa María)は、1492年、コロンブスによる初の大西洋横断航海のときに使われた3隻の帆船のうちの最大の船。
ナオ船(スペインで建造されたキャラック船の一種)と呼ばれる型の帆船で、長さ約70フィート(18メートル)、甲板と3本のマストを備えていた。大西洋を無事に横断しバハマ諸島に到達したが、探検の途中、1492年12月24日にイスパニョーラ島で座礁し解体され、使える木材は要塞の資材として使用された。
この航海で用いられた他の2隻はキャラベル船のニーニャ号とピンタ号であるが、3隻のいずれもが中古船で、探検を目的として建造されたものではなかった。