ゴールデンハムスター
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ゴールデンハムスター | ||||||||||||||||||||
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![]() ノーマルカラーのゴールデンハムスター |
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分類 | ||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||
Mesocricetus auratus | ||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||
ゴールデンハムスター | ||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||
Golden hamster/Syrian Hamster |
ゴールデンハムスターまたはシリアンハムスターはゴールデンハムスター属の一種である。ハムスターの中でもっともよく知られる種類である。原産はシリア、レバノン、イスラエルなどの中近東からヨーロッパ東南。
他のハムスターに比べてペットとしての歴史も長い為、毛色や毛柄も一番種類が豊富である。
漫画やアニメに登場する、白にオレンジのよく見られるハムスターはゴールデンハムスターの野生色がモデルとなっている。(参考: ハムスターをモチーフにした漫画やキャラクター)
目次 |
[編集] ペット種の血統
ペットとして飼われているゴールデンハムスターは、1930年にシリアで捕獲された1匹の雌とその12匹の仔の子孫が繁殖し、世界中に広まったものであるとされている(当初の12匹のうち8匹が大学に送られ研究・繁殖が開始されたが、そのうち4匹が脱走、1匹が個体間での争いのなかで死に、残った1匹の雌と2匹の雄の間で繁殖したという)。発見当初から野生のハムスターはほとんどいないと言われており、発見されることは極めて稀である。上記の通り1930年に捕獲されて繁殖に成功するまで、「幻の動物」とまで言われていた。
[編集] Status
野生種は絶滅危惧種である。
- ENDANGERED (IUCN Red List)
[編集] 特徴
体長は約18cm~19cmで体重は約85~150g。子供は大体4~17匹生む。臭腺は背中の腰付近に2対ある。性格はおっとりしている(ただし、これは長いこと人間に飼育されていたために性格がおとなしくなった、とも言われている)。縄張り意識が強く、複数での飼育はできない。
野生状態では地面に巣穴を掘って生活しており、基本的に単独行動を行なう。夜行性の動物であり、昼間はほとんど寝ているが、夜になると活発に動き出す。
雑食性で、植物の葉、茎、根、種、果実、昆虫、さらには自分より小さい動物を食べる。これは乾燥地帯で生活していたために何でも食べるようになったと言われる。なお、飼育されている個体は昆虫などは食べない場合がある。
飼育時の主食がヒマワリの種だと思われがちであるがそれは間違いで、ペレットなどの固形飼料を中心に与えるのが望ましい。 人間が食べるものでもゴールデンハムスターにとっては毒となる食物がたくさんあるので注意が必要。
[編集] 種類
[編集] 毛色
- 黒目クリーム
- 通称 キンクマと呼ばれているもの。アプリコットと呼ばれる事もある。
- シナモン
- ライトグレー・シルバーグレー・ダークグレー
- 日本ではどれも、シルバーという名称で売られている。
- ブラック
- グレー耳の白
- 錆色
- イエロー
- アンブロウス
[編集] 毛色のコンビネーション
- 黒目ホワイト : シルバー + 黒目クリーム
- アルビノ : シナモン+黒目ホワイト
- バイオレット : ブラック+シナモン、ダークグレー+シナモン
- トリコロール : イエロー+原種
※その他、様々な色のコンビネーションが存在する
[編集] 柄模様
- バンデッド
- ドミナントスポット
- ローン
[編集] 毛質
- サテン
- 光沢のある毛質
- 長毛
- 頭の部分以外の毛が長い毛質
- レックス
- 縮れ毛の毛質
- 無毛
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