コウシャッタ
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コウシャッタ(Coushatta)、またはコアサティ(Koasati)は、アメリカ合衆国ルイジアナ州に最初に住んだネイティブアメリカンの人々である。ほとんどのコウシャッタは、ルイジアナ州アレン郡の、ちょうどエルトンの町の北に住み、ごく少数の人はテキサス州リヴィングストンの近くで、アラバマ族と居住地を共有している。また、オクラホマ州にも、「アラバマ・クアッサーテ・トライバル・タウン」という居住地がある。
コウシャッタは伝統的に農業の専門家であり、トウモロコシや他の作物を育てながら、獲物を捕らえて食事を補っていた。カゴ製品の技術にも長けている。20世紀に入ると、彼らは部族所有の農場でコメとザリガニを育て始めた。
ムスコギ諸語のコウシャッタ語は21世紀初めの現在でも話されており、ごく少数の若者が学んでいる。
17世紀と18世紀には、一部のコウシャッタが新興のクリーク連合に加わり、「アッパークリークス」(Upper Creeks)として知られる集団の一部になり、アラバマ族と密接な関連を持った。それ以前、スペイン人によるスペイン領フロリダの内陸部へのほとんどすべての探検では、部族がもともといた町に遭遇した。スペイン人らは、彼らと近隣の部族(チアハ(Chiaha)、チスカ・ユチ(Chisca Yuchi)、タスキキ(Tasquiqui )、タリ(Tali ))を、まとめて「コステ(Coste)」と呼んだ。この町は恐らくテネシー川流域にあったと見られている。