アラバマ (民族)
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アラバマ族(Alabama)、またはアリバム(Alibamu、アラバマ語ではAlbaamaha )は、ネイティブアメリカンのアメリカ南東部文化の人々のこと。
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[編集] 1540年以前の歴史
アラバマ語は、アラバマ族と文化を共有していたクリーク族とチョクトー族の言語でもあるムスコギ諸語のひとつ。彼らはクリーク連合のメンバーである。アラバマ族の本土はアラバマ川上流にある。
[編集] 1540年以降の歴史
1540年、エルナンド・デ・ソトはヨーロッパ人で初めてアラバマ族と遭遇した。18世紀、フランス人がメキシコ湾岸に到着し、アラバマ族のエリアに砦を建てた。友好的な関係であったにもかかわらず、部族は入植者の食べ残しを捨てたり、衣服のすべてを洗ったりする習慣を発展させた。アラバマ族の大部分は、コウシャッタ族の一部と共にミシシッピ川西岸(現在のルイジアナ州)へ移動し、最終的にテキサス州へと移った。その他はクリーク族に加わってクリーク戦争を戦い、1830年代にインディアン特別保護区に移住させられた。
[編集] 現在のアラバマ族
[編集] テキサス
テキサスに移住したアラバマ族はテキサス独立を支援した。それに感謝の意を込めて、サム・ヒューストンは、彼らの既存の土地が入植者に占拠されていた時、テキサスの購入した土地を部族に薦めた。彼らはコウシャッタ族と合併し、現在のテキサス州アラバマ=コウシャッタ部族(Alabama-Coushatta Tribes of Texas)になり、1987年、連邦政府によって正式に自治権を認められた。現在の部族の土地はテキサス州ポルク郡(Polk County)東部で、アラバマ-コウシャッタ・インディアン居留地の陸地面積は18.484 km² (7.137 sq mi)である。2000年の国勢調査では、居留地の居住人口は480名である。
[編集] オクラホマ
1936年に、オクラホマ州オクムルギー郡(Okmulgee County)に、アラバマ・クアッサーテ・トライバル・タウン(Alabama Quassarte Tribal Town)が創設された。そこに住むアラバマ族の末裔たちは、ムスコギ・クリーク・ネーションとも繋がっている。
[編集] 外部リンク
- テキサス州アラバマ=コウシャッタ部族(英語)
- Native American Graves Protection and Repatriation Act notice returning artifacts to Alabama-Quasserte and others(英語)
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