コアジサシ
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コアジサシ | ||||||||||||||||
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停空飛翔するコアジサシ(夏羽) |
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Sterna albifrons (Pallas, 1764) |
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英名 | ||||||||||||||||
Little Tern |
コアジサシ(小鯵刺、学名 Sterna albifrons)とは、チドリ目カモメ科に分類される鳥。
目次 |
[編集] 形態
体長は 25cm ほどで、ツグミやヒヨドリと同じくらいの大きさ。翼と尾羽がツバメのように細くとがっていて、嘴もまっすぐのびる。
夏羽では頭は黒く、額、のど、腹が白、他の体の部分はうすい灰色で、嘴と足はだいだい色。 冬羽では嘴と脚が黒くなり、額の白い部分が拡がる。
[編集] 分布
ユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、アフリカからオーストラリアにかけての沿岸部で越冬する。またカリブ海沿岸域やハワイ諸島にも分布している。
日本では本州以南に夏鳥として渡ってきて繁殖するが、繁殖地となる場所の減少にともない数が減っている。
[編集] 生態
海岸や川などの水辺に生息し、狙いをつけて水にダイビングして魚をとらえる。その様子から鯵刺(あじさし)の名前がつけられたと思われる。同様の理由から鮎鷹(あゆたか)の異称も。狙いをつけるときには短時間ながらホバリング(停空飛行)をすることもある。
繁殖前にはオスがメスへ獲物をプレゼントする「求愛給餌」がみられる。巣は川原、砂浜、埋立地などに集団繁殖地(コロニー)を作って外敵の侵入に備える。地面にくぼみを作って2、3個の卵を産む。卵とヒナはまだらもようで石ころと区別がつきにくくなっている。
[編集] Status
絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)
[編集] Sibley分類体系上の位置
コウノトリ目> チドリ亜目> チドリ下目> チドリ小目> カモメ上科> カモメ科> カモメ亜科> アジサシ族