ケープペンギン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケープペンギン | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ケープペンギン |
||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Spheniscus demersus リンネ, 1758 |
||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ケープペンギン | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
African Penguin |
ケープペンギン(学名:Spheniscus demersus)は、フンボルトペンギン属に属するペンギン。別名はアフリカペンギン、ジャッカスペンギン、足黒ペンギン、亜種は無し(ただし、異議を述べる学者もいる)。体長は約70cmと中型である。
目次 |
[編集] 生態
- 寒流のベンゲラ海流が影響を与える、ナミビア南部から南アフリカ沿岸部を繁殖地とする。
- 巣の密度はそれほど高くなく、トンネルを掘ったり、地表面に巣を作るほか、海岸に近い林に小枝を用いて巣をもうける。
- 成鳥は、定住性が強い。
- 産卵は一年中行われるが、2~5月、11~12月がピーク。1巣の卵数は2個。抱卵期間は38~41日間。ヒナの孵化後40日間は警護期で親に守られている。いずれも、雌雄が交互に行う。クレイシはまばらで、ヒナは孵化70~100日後に巣立つ。孵化最初の一年は海で過ごし、その後、換羽のために繁殖地に戻ってくる。
[編集] 環境汚染
沈没した船舶から流れ出る石油や原油の海洋汚染により、20世紀に入ってから何十万羽ものケープペンギンが死んだ。また、繁殖地の破壊、エサとなる魚の乱獲、人間により持ち込まれた生物による被害なども、ケープペンギンの生存を脅かしている。
[編集] Sibley分類体系上の位置
コウノトリ目> コウノトリ亜目> コウノトリ下目> コウノトリ小目> ミズナギドリ上科> ペンギン科
[編集] Status
VULNERABLE (IUCN Red List)
[編集] 分布
[編集] このペンギンが見られる水族館
- エプソン品川アクアスタジアム(東京都)
- サンシャイン国際水族館(東京都)
- 横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)
- 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)
[編集] 画像
ケープタウン付近にあるボルダーズ海岸のケープペンギン |
カテゴリ: Vulnerable | ペンギン類