ケリー・ウッド

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ケリー・ウッド （Kerry Lee Wood, 1977年6月16日-　）はメジャーリーグ、シカゴ・カブスの右腕投手。アメリカ合衆国テキサス州アーヴィング出身。

1995年にカブスからドラフト一位（全体で四番目）を受け入団。1998年にメジャーデビューを果たす。同年5月6日のヒューストン・アストロズ戦でロジャー・クレメンスらと並ぶ一試合二十奪三振の記録を作り、一躍注目を浴びる。1998年のシーズンは最後の一ヶ月を肘の故障で棒に振ったものの、13勝6敗の好成績で終え、新人王を獲得する。アトランタ・ブレーブスとのプレーオフで一試合のみ登板したものの、さらに肘を悪化させ1999年のスプリング･トレーニング中に肘の腱の再生手術を受ける。2000年は8勝7敗で終わるが2001年に完全復活を果たし、名実ともにカブスのエースとして君臨する。2003年にはオールスターにも出場。

時速90マイル後半の剛速球と「神様でも打てない」と言われるほど大きく鋭い変化をするカーブで三振の山を築き、しばしばピッチャーゴロを背面キャッチでさばく抜群の運動神経と守備能力を誇る。その姿とテキサス州出身である事からネクスト・ノーラン・ライアンとも呼ばれている。ただし、ノーラン・ライアンの悪いところであった四球癖も見事に受け継いでいる。2003年にはマーク・プライアーと共にカブスのプレーオフ進出の原動力となるが、フロリダ・マーリンズに敗退。

しかし、その後はマーク・プライアーと共に毎年のように故障を頻発させて年間を通して活躍できずにいる。2006年には2人揃って開幕DL入りで迎え、チーム復帰後もすぐに故障してシーズンをほとんど棒に振った。シーズン後の契約延長はチームの方から拒否され、FA権を行使するものの、1年約2億円とインセンティブ報酬で再契約し、残留することとなった。

[編集] 年度別成績

年度	チーム	勝利	敗戦	防御率	試合	先発	セーブ	イニング	被安打	失点	自責点	被本塁打	四球	奪三振
1998	CHC	13	6	3.40	26	26	0	166.2	117	69	63	14	85	233
2000	CHC	8	7	4.80	23	23	0	137.0	112	77	73	17	87	132
2001	CHC	12	6	3.36	28	28	0	174.1	127	70	65	16	92	217
2002	CHC	12	11	3.66	33	33	0	213.2	169	92	87	22	97	217
2003	CHC	14	11	3.20	32	32	0	211.0	152	77	75	24	100	266
2004	CHC	8	9	3.72	22	22	0	140.1	127	62	58	16	51	144
2005	CHC	3	4	4.23	21	10	0	66.0	52	32	31	14	26	77
2006	CHC	1	2	4.12	4	4	0	19.2	19	13	9	5	8	13
Total	'	71	56	3.68	189	178	0	1128.2	875	492	461	128	546	1299