カワムラサイクル
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| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | |
| 本社所在地 | 651-2411 兵庫県神戸市西区上新地3丁目9番1 |
| 設立 | 1995年8月31日 |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 事業内容 | 車椅子など介護用品の製造販売 |
| 代表者 | 村山民生 |
| 資本金 | 974,550千円 |
| 決算期 | 3月 |
| 外部リンク | http://www.kawamura-cycle.co.jp/ |
株式会社カワムラサイクルは日本の車椅子等介護用品製造業。本社は神戸市西区。
[編集] 概要
かつてはミヤタや丸石などと共に高級自転車メーカーとして名を馳せたが、近年は専ら車椅子を製造している。元々、自転車制作における高度な技術を持っていたため、それを車椅子に生かしたことで優れた商品を相次いで発表、瞬く間にシェアを伸ばし、近年は業界のトップに躍り出るほど成長した。もっとも、旧川村工業も1973年に電動車椅子を発売している。
[編集] 沿革
前身の川村工業は1915年からの創業、神戸市に本社を置く自転車製造メーカーであり、NISHIKIブランドで高級ロードレーサー・MTBを多く製造し、海外にも輸出され、海外でも高級自転車の代名詞として知られていた名門であった。
1980年代以降、自転車の普及が飽和状態となり、自転車業界全体の不振と競争の激化、同社が強みを持っていた自転車専門店ルートの縮小と海外からの安価な自転車流入によって業績が悪化。更に阪神大震災によって壊滅的な被害を受け、親会社であった大手スポーツ企業の自転車事業撤退要請もあり、前身の川村工業は解散寸前に追い込まれた（実際、吸収後に介護用品部門とスポーツ用品部門に分社化され、スポーツ用品部門は解散した）。
1995年に介護用品を製造していたグリーンヘルパー(株)がカワムラサイクルの全株式を譲受、神戸市須磨区に本社を移し、180度路線を入れ換え再出発する。平成8年に、マウンテンバイクの素材に使われていた丈夫で軽いアルミ製の車椅子を製造し、これがヒット商品となり、経営は軌道に乗った。また、平成12年4月からの介護保険法によって、高額な車椅子が購入しやすくなったことで、業績好転を後押しした。それ以後も続々と新商品を開発、改良を続けている。また、車椅子のレンタル制度を充実させたのも、同メーカーであり、これもシェア増大に一役買った。
2004年には東証マザーズ上場も果たしている。また旧自転車メーカーが車椅子業界で復活したことで、ブリヂストンサイクルなど、他の自転車業界の介護用品（車椅子）事業参入が進んだ。
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