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カリヌス(250年? - 285年7月)は、ローマ帝国の皇帝。父カルスと共に共同皇帝の座に就く。父カルスと弟のヌメリアヌスがペルシア戦役に出征している間はローマ帝国西方を守る。父と弟の死後は単独皇帝となるが、ペルシア戦役から引き上げる最中に皇帝を名乗ったディオクレティアヌスと争う。しかし、人望のなかった皇帝カリヌスは内戦になる前にクーデターにより暗殺された。
[編集] 参考文献
- 塩野七生 『ローマ人の物語12-迷走する帝国』新潮社、2003年、366頁。