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蒯越(かいえつ)は中国、後漢末の政治家。字は異度。荊州の劉表に文官、軍師として仕えた人物。
兄の蒯良とともに、孫堅を罠に掛けて敗死させた。 劉表の死後、遺児の劉琮が蔡瑁と妹の蔡婦人の策略により長男の劉琦を差し置いて劉表の後を継ぐ。劉琮が降伏し、曹操が荊州に入ると、曹操に「荊州を手に入れた事より蒯越を手に入れた事のほうが嬉しい。」とまで言わしめた人物。
楚漢戦争期の説客・蒯通の子孫でもある。