オセ
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オセ (Ose Osé, Oze, Oso, Vosoとも) は、悪魔学によるとソロモン72柱の魔神の1柱で、3つの悪魔軍団を率いる序列57番の地獄の大総裁である。
ヒョウの姿をしていて暫くすると男性の姿へ変わる悪魔として描写される。神に関する質問に答え、秘密を暴く力をもつ。召喚者の指示した者へ狂気を齎し、召喚者の指定した物になったと信じさせる。オセの冠を被ると自分が王になったと勘違いする。
オセという名前はラテン語で「口」を意味する'os'または「嫌う者」を意味する'osor'に由来すると言われるが、北欧神話のフレイヤの夫であるオズが原形であると推定されている。このオズはオーディンと同一視されるため、この悪魔はオーディンの堕落した姿ともいわれる。
[編集] 関連項目
- ゲーティア
- ソロモンの小さな鍵