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エリス (Ἒρις, Eris) はギリシア神話の不和と争いの女神。ローマ神話のディスコルディア (Discordia) に相当する。
ホメーロスでは軍神アレスの妹で彼に従う。ヘシオドスでは夜の女神ニュクスの娘。
女神テティスとペレウスの結婚式に招かれなかった腹いせに、「最も美しい女神に」と記した黄金のリンゴを宴の場に投げ入れ、ヘラ、アテナ、アプロディテ3女神の争いを惹起し、パリスによる裁定(パリスの審判)を仰ぐことになり、トロイア戦争の遠因を作った。
通常、有翼の女性として描かれる。
娘に混沌と争いの女神デュスノミアがいる。