エムウェーブ
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エムウェーブ(M-WAVE)は、長野県長野市の朝陽と大豆島の両地区に跨る場所に位置するアリーナ。冬季は日本国内で唯一、400mダブルトラックを有する屋内スケート場として営業する。世界でも有数、日本一の高速リンクとなっている。
1998年の長野オリンピックのスピードスケート会場として建設され、同大会では男子500mで清水宏保選手の金メダルなどで沸いた場所として有名。2002年にはフィギュアスケートの世界選手権も開催された。冬季営業外では各種スポーツ大会、大規模展示会のほかコンサートなどの興行も行なわれる。
場内には長野オリンピック記念館が併設されており、長野オリンピックのメダルや資料などが展示されている。ここから2階スタンドの一部に繋がっており、場内を見渡せるようになっている。また、当時を振り返る映画も放映されている(上映時間30分)。入館料は大人700円、子供350円(インターネットでは割引券がダウンロードできる)。
会場名の由来はアリーナの断面構造がその名の通り英文字アルファベットの『M』に似ているため。元来は信州の山並みをイメージした構造であり、天井の梁には地元長野県産のカラマツ材を用いている。
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[編集] 過去に開催された主な競技大会
- 1997年 世界スピードスケート選手権
- 1998年 第18回オリンピック冬季競技大会、長野パラリンピック開閉会式
- 1999年 第54回ながの国体総合開会式・スケート競技会
- 2000年 世界距離別選手権
- 2002年 世界フィギュアスケート選手権
- 2004年 世界スプリント選手権
- 2005年 スペシャルオリンピックス冬季世界大会開閉会式
毎年、10月末にはシーズンインを告げる大会として、ワールドカップ代表選考会を兼ねる全日本距離別選手権が開催され、12月にはワールドカップ短距離種目の開幕戦が開催される事が恒例となっている。