エイシンサニー
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性別 | 牝 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1987年3月29日 |
死没 | - |
父 | ミルジョージ |
母 | エイシンナツコ |
生産 | 栄進牧場 |
生国 | 日本(北海道浦河町) |
馬主 | 平井豊光 |
調教師 | 坂口正則(栗東) |
競走成績 | 20戦4勝 |
獲得賞金 | 1億7852万2600円 |
エイシンサニーは日本の競走馬。おもな主な勝鞍は、優駿牝馬(オークス)。そのほか4歳牝馬特別。優駿牝馬の勝ちタイム2.26.1はレースレコード。主戦騎手は、岸滋彦。
[編集] 戦績
1989年8月に小倉競馬場でデビュー。小倉では3戦するものの未勝利に終わり9月の阪神未勝利戦で初勝利をあげる。その後、10月~12月で実に5戦するものの条件戦1勝に終わる。 年明け後、前年ほどのヘビーローテではないものの1ヶ月間隔でレースに使われている。2月のエルフィンステークスで、後の桜花賞馬アグネスフローラと初対戦したが先行したアグネスフローラを捕らえることが出来なかった。次走の4歳牝馬特別は、6番人気と評価が低かったものの、素晴らしい末脚を繰り出し重賞初制覇を達成した。
前走の重賞勝利によって穴人気で迎えた桜花賞だったが、道中不利があったこともあり、アグネスフローラから1秒4離された4着に終わった。アグネスフローラの強さだけが目立つレースであった。
桜花賞から直行して迎えたオークス。レースは、最初の1000メートルの通過タイムが、58秒6という異例のハイペースで推移し、圧倒的人気のアグネスフローラが直線抜け出したものの、出走馬唯一上がり35秒台の素晴らしい末脚を繰り出しゴール前でアグネスフローラを4分の3馬身差し切った。鞍上の岸は、前年のエリザベス女王杯に続く牝馬GⅠ制覇で、「牝馬の岸」の異名を得ることとなった。
その後、休養を挟んだ秋競馬はこれまでの無理使いの疲れが取れてなかったのか凡走を繰り返し、翌年2月の目黒記念の10着を最後に引退した。
[編集] 引退後
引退後は、栄進牧場で繁殖生活に入ったものの産駒としては愛知杯・関屋記念で2着に入ったエイシンハリマオーが目立つ程度であり、クラシックホースを2頭だしたライバルのアグネスフローラに大きく水をあけられた。
[編集] 血統表
エイシンサニーの血統 (ミルリーフ系/Nasrullah4×5=9.38%) | |||
父
*ミルジョージ Mill George 1975 鹿毛 |
Mill Reef 1968 鹿毛 |
Never Bend | Nasrullah |
Lalun | |||
Milan Mill | Princequillo | ||
Virginia Water | |||
Miss Charisma 1967 鹿毛 |
Ragusa | Ribot | |
Fantan | |||
*マタティナ | Grey Sovereign | ||
Zanzara | |||
母
エイシンナツコ 1980 鹿毛 |
*ダイアトム Diatome 1962 黒鹿毛 |
Sicambre | Prince Bio |
Sif | |||
Dictaway | Honeyway | ||
Nymphe Dicte | |||
ラウンドマザー 1971 栗毛 |
*チャイナロック | Rockefella | |
May Wong | |||
*レディアリス | Alycidon | ||
Pontoon F-No.3-f |
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