イカロス
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イカロス (Ikaros)は、ギリシア神話に登場する人物の一人である。伝説的な大工・職人ダイダロスとナウクラテの息子。イカルス (Icarus)とも表記される。
クレタ島のミノス王の不興を買い、父子は塔に幽閉されてしまう。彼らは蝋(ろう)で鳥の羽根を固めて翼をつくり、空を飛んで脱出したが、調子に乗ったイカロスは高く飛びすぎて、太陽の熱で蝋を溶かされ墜落死した。これを元に『勇気一つを友にして』が作詞作曲された(作詞は片岡輝で作曲は越部信義)。
彼が落下した海は、彼の名にちなんでイカリア海と名づけられた。
また楕円軌道を描いて水星軌道の内側へはいる小惑星のひとつも、彼の故事にちなみイカルスと名づけられている。詳細はイカルス (小惑星)を参照のこと。
大阪を中心に活動していたロックバンドのイカルス(旧称:イカルス星人)についてはイカルス (バンド)を参照のこと。