アーニー・エルス
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アーニー・エルス(Ernie Els, 1969年10月17日 - )は、南アフリカ出身のプロゴルファーである。1989年にプロ転向。テニスなど他種のスポーツでも才能があったが、その中からゴルフを職業に選んだ。初期は主に南アフリカのツアーで活躍し、1993年の「ダンロップ・フェニックス選手権」で優勝している。1994年の全米オープンでメジャー大会初優勝を達成。その時はコリン・モンゴメリー、ローレン・ロバーツとの3人によるプレーオフを制した(全米オープンのプレーオフは、最終ラウンドの終了後もう1日[18ホール]ラウンドするシステムになっている)。この優勝を機に米国・欧州ツアーに本格参戦し始める。1997年に全米オープンで3年ぶり2度目の優勝を飾った。
1998年前半の数週間、断続的に世界ランキング1位の位置にいたことがある。しかしこの年の後半は病気に苦しみ、しばらく試合を欠場した時期があった。2002年の全英オープンにて、5年ぶりとなるメジャー大会3勝目を挙げた。
2001年11月、日本の太平洋ゴルフクラブ・御殿場コースで開催された世界ゴルフ選手権の「EMCワールドカップ」に南アフリカ代表として出場、レティーフ・グーセンとコンビを組んで優勝した。この時はアメリカを含む4チームによるプレーオフを制している。
優雅なスイングとおっとりした物腰から、ゴルフファンには“The Big Easy”(ビッグ・イージー)というニックネームで呼ばれている。ツアーでも予選落ちが少なく、安定感のある選手。
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