アークティック・モンキーズ
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アークティック・モンキーズ (Arctic monkeys) はイングランド・シェフィールド ハイ・グリーン出身の4人組ロックバンド。2002年に結成。
デビュー前、ファンの一人によってインターネット上に公開されたデモ音源によりファンを獲得。2005年10月にはロンドン・アストリアをソールドアウトさせた。正式なシングルが1枚もリリースされていなかったにもかかわらず、会場は大合唱の渦となる。デビューシングル「I Bet You Look Good On the Dancefloor」が全英初登場1位となった。
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[編集] メンバー
[編集] 現メンバー
- アレックス・ターナー(Alex Turner,1986年1月6日 )- ギター・ボーカル
- ジェイミー・クック(Jamie 'Cookie' Cook,1985年7月9日)- ギター
- マット・ヘルダース(Matt Helders,1986年5月7日)- ドラム
[編集] サポートメンバー
[編集] 元メンバー
[編集] バイオグラフィー
- 2001年アレックス・ターナーとジェイミー・クックがクリスマスにギターを入手。
- 2002年の夏、アンディ・ニコルソン(ベース)とマット・ヘルダース(ドラム)が加入。Bang Bangというバンド名で、アレックスのガレージにてバンド練習を開始。主にレッド・ツェッペリンなどのカバー曲を演奏し練習。後にバンド名をArctic Monkeysに変更。このバンド名は、ジェイミー・クック(ギター)が命名した。同じ時期、アレックスとジェイミーはジョン・マックレーとともにJudan Suki(現1984)に在籍。
- 2003年の夏、Judan Sukiに在籍中のアレックスは、シェフィールドのスタジオ「2Fly Studios」のアラン・スミス(Alan Smyth)と自身のバンド(Arctic Monkeys)の曲をレコーディング開始。オーディエンスの前で初めてライブを行ったのはこの年の7月。
- 2004年10月までのすべてのライブは、地元シェフィールドで行われた。10月24日、2Fly Studioでのレコーディング作業を終える。ここで20曲を録音。
- 2005年1月、デモ音源が"The Sheriff"と名乗る1人のファンによってインターネットに公開される。5月に架空のレーベル「Bang Bang Recordings」からEP「Five Minutes with the Arctic Monkeys」をセルフ・プロデュースでリリース。限定CD1000枚、ビニール盤500枚で販売されたが既に完売。現在はeBay等にて高値で取引されている。バンドは7月にレコードレーベルDominoと契約。8月、レディングとリーズの野外フェスティバルに出演。10月17日Dominoレーベルから1stシングル「I Bet You Look Good On the Dancefloor」をリリース。全英初登場1位となり、1週間で4万枚を売り上げる。10月2日リバプールを皮きりにワールド・ツアーを開始。初来日公演は11月28日東京Daikanyama UNIT。
- 2006年1月23日、1stアルバム「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」をリリース。全英初登場1位。同アルバムは2月21日にアメリカでもDomino USAからリリース。発売1週目に3万4000枚を売り上げて(インディーズのデビュー・アルバムとしては史上2番目)、ビルボード初登場24位となる。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム
- Whatever People Say I Am, That's What I'm Not(ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット)
[編集] シングル
- I Bet You Look Good On the Dancefloor(アイ・ベット・ユー・ルック・グッド・オン・ザ・ダンスフロア)(2005年10月17日)
- When The Sun Goes Down(ホェン・ザ・サン・ゴーズ・ダウン)(2006年1月16日)
- Leave Before The Lights Come On(リーブ・ビフォア・ザ・ライツ・カム・オン)(2006年8月12日)
[編集] Ep
- Five Minutes with the Arctic Monkeys(ファイブ・ミニッツ・ウィズ・ジ・アークティック・モンキーズ)(2005年5月30日)
- Who the Fuck Are Arctic Monkeys(フー・ザ・ファック・アー・アークティック・モンキーズ)(2006年4月22日)
[編集] ソング・リスト
[編集] 公式リリース
Five Minutes with the Arctic Monkeys
- Fake Tales Of San Francisco
- From Ritz To The Rubble
I Bet You Look Good On the Dancefloor
- I Bet You Look Good On The Dancefloor
- Bigger Boys and Stolen Sweethearts
- Chun-Li's Spinning Bird Kick
When The Sun Goes Down
- When The Sun Goes Down
- Stickin' to the Floor
- 7
- Settle For A Draw
Whatever People Say I Am, That's What I'm Not
- The View from the Afternoon
- Dancing Shoes
- You Probably Couldn't See The Lights But You Were Looking Straight At Me
- Still Take You Home
- Riot Van
- Red Light Indicates Doors Are Secured
- Mardy Bum
- Perhaps Vampires Is A Bit Strong But...
- A Certain Romance
Who the Fuck Are Arctic Monkeys
- Cigarette Smoker Fiona
- Despair In The Departure Lounge
- No Buses
- Who The Fuck Are Arctic Monkeys
Leave Before The Lights Come On
- Leave Before The Lights Come On
- Put Your Dukes Up, John (The Little Frames)
- Baby I'm Yours (Barbara Lewis)
[編集] 非公式リリース
- Characters
- Do Me A Favour
- Three Epsodes Where Someone Else Got In The Way
- I Wish You Would Have Smiled In The Bakery
Demo
- Curtains Close
- Knock a Door Run
- On the Run From the MI5
- Ravey Ravey Ravey Club
- Space Invaders
- Wavin' Bye to the Train or the Bus
[編集] モリッシーの発言による騒動
ミュージシャンのモリッシーが、「アークティック・モンキーズが成功するのは早すぎる」と発言し、問題となる。この件に対し、オアシスのノエル・ギャラガーが「最初の1,2年でこれだけ騒がれると、それだけで彼らを嫌いになる奴が出てくるんだよ。でも、彼らにはどうしようもないことだろ」等と擁護した。その後、モリッシーは「ザ・スミスでも同じようなことになっていたのに、アークティック・モンキーズの成功を批判するのは間違っていた」と謝罪した。