アン・コールター
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アン・コールター(Ann Coulter,1961年12月8日 - )はアメリカ合衆国の評論家。コーネル大学卒で弁護士資格をもつ。保守系のコメンテーターでテレビ出演多数。著書に —Godless: The Church of Liberalism (June 2006),How to Talk to a Liberal (If You Must)(October, 2004), Treason: Liberal Treachery From the Cold War to the War on Terrorism (June 2003)(邦訳 リベラルの背信、草思社); Slander: Liberal Lies About the American Right (June 2002); High Crimes and Misdemeanors:The Case Against Bill Clinton (August 1998). いずれもニューヨークタイムスのベストセラー書籍リストにランクされた。
基本的スタンスは民主党が歴史的に共産主義の浸透にたいして甘く国の方向をあやまったとする。ジョセフ・マッカーシーのいわゆる「赤狩り」活動で名前の挙がった人物の殆どがソ連のスパイであったことをKGBの秘密ファイルべノナ文書をもとにあきらかにした。著書「リベラルの背信」(草思社)ではマッカーシーの名誉回復に成功した。第二次大戦中フランクリン・ルーズベルト大統領(民主党)がフーバーFBI長官の反対にもかかわらず日系アメリカ人を強制収容所に送ったことを激しく非難する。ロナルド・レーガン大統領を信奉し、ジミー・カーター大統領を史上最低の大統領とする。
最近刊 Godless の中で9-11テロで夫を失った主婦5人が雑誌プレイボーイなどに写真を掲載し、リベラルな立場を宣伝している事に対して「彼女らは夫の悲劇をうまく利用(enjoy)している」とコメントして物議をかもした。高学歴の保守層に支持者が多いが、講演会などではしばしばパイを投げつけられたりするような攻撃に見舞われている。
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