アニマティック
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アニマティック (Animatic) とは、映画制作の初期段階(プリプロダクション)において、各シーンを検討のために簡単に映像化したものである。アニマティクス(Animatics)、プリビジュアライゼーション (Previsualization) などとも呼ばれる。
そもそも映画では映像の設計図といえる画コンテが描かれるが、SFXの多用される映画では後から付け加えられるCGなどが多すぎ、撮影時にスタッフ・キャストがどのようなシーン、どのようなカットになるかという共通認識を持つのには不十分であった。そのため、動く画コンテといえるアニマティクスが制作されることとなった。かつては「ビデオコンテ」などとも呼ばれた。アニマティックは通常、低クオリティのCGで制作される。
アニマテッィックは簡素な映像ながらも、画面内での人物やCG、カメラの動きを把握することができる。画コンテでは分からない「カットの長さ」が分かるのも重要である。
また、アニマティックの利用法として、複雑な撮影のシミュレーションをするという場合もある。この場合は、アニマティックを制作する際にカメラのレンズの種類や、建設するセットのスケールなどを割り出すことが出来る。撮影前にあらかじめ必要な資材をより細かく見積もることで、コストや時間の節約にもつながっている。
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