アウト・オブ・ザ・ブルー
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ディスカバリー | ||
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エレクトリック・ライト・オーケストラ の アルバム | ||
リリース | 1977年11月 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 70:12 | |
レーベル | Jet | |
プロデュース | ジェフ・リン | |
レビュー | ||
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エレクトリック・ライト・オーケストラ 年表 | ||
オーロラの救世主 (1976年) |
アウト・オブ・ザ・ブルー (1977年) |
ディスカバリー (1979年) |
アウト・オブ・ザ・ブルー(Out Of The Blue)は、1977年に発表されたエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のアルバム。レコードでは2枚組4面だったが、CDでは1枚に収められている。
その壮大な音楽性とアルバム・ジャケット(宇宙船のイラスト)から「スペース・ロック」とも呼ばれたが、ロックやポップスの要素とストリングスの演奏が見事に溶け合った傑作である。本作は、メンバー7人によるELOの最後の作品であり、以後の作品では、ジェフ・リンの関心は、ストリングからキーボードへと移行し、さらにはよりシンプルなサウンドを目指すことになるのである。
アルバムには「ターン・トゥ・ストーン」「ジャングル」「ミスター・ブルー・スカイ」のようなポップな楽曲もあれば、「哀愁の果て」「ワイルド・ウエスト・ヒーロー」などの華麗なバラードも収録されている。ジェフ・リンの高い作曲能力が全編に渡って発揮されており、予約のみで400万枚以上を記録しており、本作をELOの最高傑作に挙げるファンは多い。特に、レコード第3面(CDでは10曲目「雨に打たれて」以降)は、「雨の日のコンチェルト」と名付けられ、粒ぞろいの楽曲がメドレーで続いており、その完成度は圧巻である。(ビートルズのアビー・ロードのB面に匹敵するという声もあるぐらいである。)
[編集] チャート記録
全英アルバム・チャートで第1位を獲得。また、1978年の全英年間チャートでも第2位にランクインする大ヒットとなった。
[編集] 収録曲
- ターン・トゥ・ストーン Turn To Stone
- 哀愁の果て It's Over
- スウィート・トーキン・ウーマン Sweet Talkin' Woman
- 国境の彼方 Across The Border
- ナイト・イン・ザ・シティ Night In The City
- スターライト Starlight
- ジャングル Jungle
- ビリーヴ・ミー・ナウ Believe Me Now
- ステッピン・アウト Steppin' Out
- 雨にうたれて Standin' In The Rain
- ビッグ・ウィールズ Big Wheels
- サマー・アンド・ライトニング Summer And Lightning
- ミスター・ブルー・スカイ Mr. Blue Sky
- スウィート・イズ・ザ・ナイト Sweet Is The Night
- ザ・ホエール The Whale
- バーミンガム・ブルース Birmingham Blues
- ワイルド・ウエスト・ヒーロー Wild West Hero