アイゼンガルド
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アイゼンガルド(IsengardはJ・R・R・トールキンの中つ国にある巨大な要塞。『指輪物語』ではサルマンの居城として登場した。オルサンクの塔を城壁が円状に囲んでいる。
アイゼンガルドという名前は、シンダール語のアングレンオスト(Angrnost)からの翻訳であり、「鉄の砦」を意味する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
第二紀に、亡国のヌーメノール人がオルサンクの塔を取り囲むようにアイゼンガルドを構築した。その位置は南方王国ゴンドールの北西部の角で、その南にあるアグラロンドとともに、アイゼンの浅瀬からのカレナルゾンへの敵の侵入から守っていた。
アングレン(あるいはアイゼン川)は、アイゼンガルドの背後のメセドラス山に源を発する。メセドラス山は北の防壁を形成になった。その他の三方は大きな壁によって保護されていて、アイゼンガルドの輪として知られていた。これはによって北東からアングレン川が落とし格子通って流れこむか、南のアイゼンガルドの門からしか侵入できなかった。
アイゼンガルドは、アングレンの恵みによって大木や草原の多い、緑で楽しい場所だった。オルサンクは正確に中心に立っていた。
第三紀の初期、カレナルゾンの地の人口が減っていき、オルサンクの最後の守護はミナス・ティリスに呼び戻された。アイゼンガルドは世襲の大将が指揮する小さな隊が保護し続けた。
ゴンドールの執政キリオンがエオセオドにカレナルゾンを与えローハンになった後、アイゼンガルドは、ゴンドールの一部のままだったが、ゴンドールではそれについてほとんど忘れられていた。小さな守備隊は褐色人と大いに混血が進み、要塞がほとんど名前以外は褐色人のものになった。しかしながら、ゴンドールだけの執政が鍵を持っていたので、オルサンクは閉じられ続けた。
ローハンの王デオルの治世に、アイゼンガルドは公然とロヒアリムに敵対的になったことが明らかになった。アイゼンガルドを拠点にして、褐色人はデオルの息子グラムの治世にローハンを襲撃し続け、グラムの息子槌手王ヘルムの時代に、褐色人の君主フレカおよびかれの息子ウルフは、もう少しでロヒアリムを絶滅しそうになった。結局はロヒアリムが勝利し、アイゼンガルドを奪取して、ゴンドールのために保護した。
ゴンドールの執政ベレンの時代、白のサルマンは、東方から再び急に現れ、かれはアイゼンガルドを保護することを申し出た。ベレンは、喜んでかれにオルサンクの鍵を与えた。また、サルマンはそこに拠を構えた。その後、谷はナン・クルニーア「魔法使いの谷」として知られるようになった。
指輪戦争の間、アイゼンガルドはサルマンのロヒアリムに対する策動の基地で、かれは木を切り、アングレンを堰止めて流れを変えて、谷を汚した。アイゼンガルドの谷は、ウルク=ハイを造り、武器を鋳造するための深い穴によって破壊された。アイゼンガルドは、無数のオークの巣窟になった。かれらにより、サルマンはローハンを征服しようとした。結局ファンゴルンの森の木の髭の率いるエントとフオルンの軍勢がアイゼンガルドを攻撃し、要塞を占領したが、オルサンクは落とせなかった。
ホビットのメリアドク・ブランディバックとペレグリン・トゥックは新しい「門衛」として、ローハン王セオデン、アラゴルン、そしてガンダルフを門で迎えた。サルマンは大胆に立ち向かい、容赦を求めることを拒絶し、召使のグリーマとともに木の髭の保護のもとに解放された。後にサルマンはアイゼンガルドを放棄した。
第四紀アイゼンガルドは回復され、木の髭は多くの木を移植した。オルサンクは再びアラゴルン王エレッサールのもと再統一した王国の塔になった。