ふしぎ旅行記
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『ふしぎ旅行記』(ふしぎりょこうき)は1950年に家村文堂から刊行された手塚治虫執筆の漫画である。
現在では文庫『メトロポリス』(角川文庫出版)で読むことができる
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
叔父・ヒゲオヤジと共に世界一周旅行へ出かけたケン一は飛行機に乗り遅れたため方向舵にしがみついたがために海に落ちて死ぬ 幽霊となったケン一は身体を捜すため天国の案内人・ハロウィンと共に上海、インド、エジプト、イタリアのナポリ、パリ、アメリカを行く先々のふしぎに出くわしながら旅を続ける。 そしてナポリで出会った密輸船員の少女・ミリヨンがイタリア移民であったアメリカの富豪であるノネ・モネモ氏の生き別れた娘であると知ったヒゲオヤジは密輸船船長と氏の執事の二重人格を持つ男と対峙し、彼女の故国であるアメリカの屋敷に連れて行く。
[編集] こぼれ話
- 幽霊が肉体を探して全世界を駆け巡るというアイディアは映画『幽霊紐育を歩く』を参考にしたものだと筆者は語っている
- 物語の冒頭には本作品という映画の撮影風景が描かれ、本作の完成品を読者が出演者であるキャラクター、筆者と共に観覧するという形式になっている