ひだまりスケッチ
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『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめによる4コマ漫画作品。 芳文社の月刊雑誌「まんがタイムきららCarat」で2004年4月号から連載されている。同誌では長期に渡って表紙を飾る等、看板作品的な存在である。また「まんがタイムきららMAX」の2004年7月号(創刊号)にもゲスト掲載された。
「まんがタイムきららCarat」2006年8月号において、TVアニメ化が決定したことが発表された。
目次 |
[編集] 作品概要
あこがれていたやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。自宅から遠いため、学校の校門前のアパート「ひだまり荘」に住むことになった。
隣室で同級の宮子、それぞれの直下の部屋の先輩・ヒロ&沙英と親しくなり、この4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主な登場人物
- ゆの(声:阿澄佳奈)
- やまぶき高校美術科1年。ひだまり荘201号室に住む。山梨出身。宮子には「ゆのっち」と呼ばれている。
- 高校生にしては小柄で、お子さま体型。髪はカーキ色のショートで、瞳もカーキ色。黒い×形の髪留めを頭の左右につけている。
- 素直で優しく、何事にも一生懸命な性格であるが、それでも譲れないこともある。酔うと目が据わり、青信号や金魚、水色といった「実際の色と違う表現」について延々と文句を述べ続ける。
- 宮子(みやこ)(声:水橋かおり)
- やまぶき高校美術科1年。ひだまり荘202号室に住む。九州出身。愛称は「宮ちゃん」。
- かなりナイスプロポーション。髪は金色のセミロングだが、あまり手入れをしていないようで、ややボサボサ。
- やたら元気で、毎度のように暴走するトラブルメーカー。見かけによらず、力持ち。なぜかいつも貧乏で、機会があれば先輩はもちろん同級のゆのにまで食事をおごってもらおうとする。他にもベランダで干し柿や魚の干物を作り、生ものは干物にして、なるべく長く食べられるようにするのが当たり前らしい。「口は災いの元」を地で行くことが多く、温和なヒロさえもしばしば怒らせることがある。やまぶき高校には、推薦入試で合格した(一度冗談で裏口入学したと言い、その後で本当の事を言ったら「裏口の方が説得力がある」と3人に言われている)。
- ヒロ(声:後藤邑子)
- やまぶき高校美術科2年。ひだまり荘101号室に住む。
- そこそこのプロポーション。髪はサーモンピンクのセミロングだが、かなりの癖っ毛。ふだんは、頭の左右で2つのおだんごにしている。瞳もサーモンピンク。
- ややのんびりとした性格。甘いものが好きで、特にケーキが大好物だが、カロリーの摂り過ぎに悩んでいる。料理が上手い。かなりの怖がりで、ゆのが直上の部屋に引っ越して来た時、その物音をラップ音と勘違いし、恐怖のため倒れてしまったほど。
- 沙英との信頼関係はあつく、沙英が締め切り直前のときはご飯を作っている。ところどころで百合的な雰囲気を漂わせている。
- 沙英(さえ)(声:新谷良子)
- やまぶき高校美術科2年。ひだまり荘102号室に住む。
- 身長は年相応だが、胸の薄さはゆの以上のスレンダー体型。髪は濃紺のショートで、瞳も濃紺。眼鏡をかけている。
- 4人の中では、最強のツッコミ担当。宮子の暴走を止めたり、ヒロのボケにツッコミを入れるのが日課。実は小説家で、雑誌「月刊きらら」で連載をしている。美術科に通うのは、自分の小説の挿絵も自分で描きたいためだが、周囲の意見は賛否両論らしい。
- 吉野屋(よしのや)(声:松来未祐)
- ゆの、宮子たちの担任の女性教師であり、ヒロ、沙英が1年の頃の担任でもあった。もちろん美術担当。
- プロポーションは抜群。髪はモスグリーンのロングを黄色のリボンでまとめている。瞳もモスグリーン。自らデッサンのモデルになることが好きで、しかもフリルが多いセクシーなドレスを着用し、生徒から「難しい」と言われると脱ごうとする。
- 美術科の一斉清掃日には、汚れてもいい服装で、ということなのでメイド服で登場した(しかも遅刻して校長を怒らせた)上に、「せっかくの衣装が汚れる」とのたまって掃除はまったくしなかった。実はやまぶき高校の卒業生で、ゆのたちの大先輩に当たる。名前が丼店と似てるので宮子に「牛は好きですか?」と聞かれたことがある。
- 校長
- 本名不明。頭が非常に縦長で、頭頂部は完全にスキンヘッド(耳の上から後ろ頭にかけて、カールした白髪がわずかに生えている)。
- 何かと問題を起こす吉野屋先生には、手を焼いている。
- 大家さん(おおやさん)
- 本名不明。ひだまり荘のオーナーで、ひだまり荘から徒歩20分ほどのところに住んでいる。若い女性で、スモーカーである。
- リフォームの予算がなく、202号室だけは自分でリフォームしたため、その部屋だけ家賃が安い(本人曰く「お金に余裕のない子にも夢を追ってほしい」とのことだが、構造的欠陥があり危険な部屋になっている)。夏休みの最終日にはひだまり荘へスイカを差し入れに来てくれた。
[編集] 主な舞台
- ひだまり荘(ひだまりそう)
- やまぶき高校の校門の目の前にある、2F建ての小さなアパート。1Kだが、各室に風呂とトイレを備え、女の子にも暮らしやすい構造。メインキャラの4人が住むが、代々「美術科の変わり者が集う」とも言われ、さらには曰く付きの「血だまり荘」、住人が深夜までうるさいので「おだまり荘」と呼ばれていたことがあったらしい。
- 宮子が住む202号室は大家が自らリフォームしたため、フローリング風シートの下に生石灰の乾燥剤が大量に置かれている(水をこぼすと発火する恐れあり)上、猛烈な台風が来ると雨漏りがする恐れがあるというとんでもない部屋になっている代わりに、家賃が安くなっている(202号室は40,000円/月、他の部屋は2Fが46,000円/月、1Fが45,000円/月)。絵を見る限りでは103号室と203号室もあるようだが、そこに誰かが住んでいるのか空き部屋なのかは今のところ不明である。
- やまぶき高校(やまぶきこうこう)
- 美術科という珍しいクラスを持っている。そのため、地方からの入学者も多い。男女共学だが、美術科は女子が多く、男子は女子の1/3程度。
- 校内には竹林があり、その中に「やまぶき地蔵」と呼ばれる物体がある。これは、実は吉野屋先生が在学中に作った彫刻で、置き忘れたものが風雨にさらされて地蔵のようになったものだが、吉野屋先生の作品ということで、一部の生徒の間では「祈ると胸が大きくなる」と言われている。
[編集] 書誌情報等
[編集] 単行本
芳文社より「まんがタイムKRコミックス」として刊行されている。第1巻は、著者の初単行本である。
[編集] テレビアニメ
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- 2007年1月11日25:25よりTBSにて、1月25日24:30よりBS-iにて放送予定。MBS、CBCでも放送予定。
- 2006年夏のコミックマーケット70のTBSアニメーションコーナーにおいてアニメ映像が初公開された。
[編集] スタッフ
- 原作:蒼樹うめ
- 総監督:新房昭之
- シリーズディレクター:上坪亮樹
- シリーズ構成:長谷川菜穂子
- キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤良明
- 美術監督:飯島寿治
- 編集:関一彦
- 音響監督:亀山俊樹
- アニメーション制作:SHAFT
- 音楽制作:ランティス
[編集] 外部リンク
TBS 木曜25:25~55枠 | ||
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BS-i 木曜24:30~25:00枠 | ||
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