なだしお
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なだしお(SS577)は海上自衛隊、ゆうしお型潜水艦の5番艦。1981年4月16日、三菱重工業神戸造船所で起工され、1983年1月27日に進水し、1984年3月6日に竣工した。この艦以降のゆうしお型は、ハープーンが発射可能となっている。
1988年7月23日、横須賀沖で遊漁船「第一富士丸」と衝突した。この事故で「第一富士丸」の乗客乗員のうち30名が死亡した(なだしお事件)。
2001年6月1日に除籍された。
なお、1988年9月に公開された日本とスイスの合作映画『アナザー・ウェイ ―D機関情報―』(山下耕作監督作品。特技監督:川北紘一)の映画前半部分では、極秘任務のためにスイスに派遣された主人公の関谷直人海軍中佐(演:役所広司)がドイツ領海まで日本海軍の伊51潜水艦(モデルとなった実在の潜水艦は、太平洋戦争後期の1944年にドイツに派遣されたものの、往路の途中、ドイツ領海に到着する遥か手前の北大西洋上において、連合国軍の駆逐艦部隊によって撃沈された伊52潜水艦)に便乗するシーンの映像が、特撮シーンを含めた連合国軍の駆逐艦部隊との戦闘シーンの映像を交えて登場するが、映画本編で伊51潜水艦に扮して撮影に使用された海上自衛隊の涙滴型潜水艦は、この「なだしお」と言われている(そのため、特撮シーンでの伊51潜水艦のミニチュア模型も、「なだしお」と思しき涙滴型潜水艦の実物をモデルにしている)。
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