SPHERE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

SPHERE
林原めぐみのアルバム
リリース	1994年 7月2日 2005年 3月16日(再発)
録音	-
ジャンル	J-POP
時間	59分18秒
レーベル	スターチャイルド/キングレコード
プロデュース	大月俊倫
レビュー
最高8位、累計売上10万枚(オリコン)
林原めぐみ年表
SHAMROCK (1993年)	SPHERE (1994年)	Enfleurage (1995年)

SPHERE（スフィア）は、1994年 7月2日にリリースされた林原めぐみの5作目のスタジオ録音アルバムである。このアルバムのために書き下ろされた多彩な楽曲が収録されている。

[編集] 解説

林原めぐみが歌手としてリリースされたアルバムの第5作目にあたる、「Half and, Half」から「Enflerurage」まではオリジナル楽曲を多数収録したアルバムと、キャラクターソングを集めたアルバムが1年毎交互にリリースされているが、「SPHERE」はオリジナル楽曲を多数収録したアルバムとしては3枚目となる。またこのアルバムで初めてオリコンアルバムチャートTOP10入りを果たした、これはこの時期より声優ブームが訪れ林原本人の人気が不動のものとなった事を象徴したもので歌手・林原めぐみを初めて聴く人には打ってつけのアルバムと言えよう。アルバムタイトルの「SPHERE」とは英語で「球」または「球体」を表す。ジャケット写真の撮影地はインドネシアのバリ島。

[編集] 収録曲

Until Strawberry Sharbet
（作詞：李醒獅／English Words by Mamie.D.Lee／作曲・編曲：大森俊之）

1994年 5月25日にリリースされたシングルで、ラジオドラマ「爆れつハンター」オープニングテーマ、AメロとBメロに英語詞と日本語詞が交互にラップ調になっていて、英語詞が男性パート、日本語詞が女性パートで、レコーディング時には英語詞パートと日本語詞パートがそれぞれ別の日に録られている。アメリカのサンフランシスコにて開催されたイベント「アニメアメリカ」に招待された時この曲を歌ったが、その時本人は息継ぎが出来なくて大変だったと語っている。2000年 4月26日にリリースされたベストアルバム「VINTAGE S」にも収録されている。また次作「Enfleurage」には英語詞パートに友人にグレッグ・リーを迎えた、デュアルボーカルでの音源が収録されている。
Dance with me…最後の楽園
（作詞：島エリナ／作曲：西岡治彦／編曲：丸尾めぐみ・飯塚昌明）

プロデューサーである大月氏お気に入りの楽曲とされ、本人にお願いして2000年 6月21日にリリースされたベストアルバム「VINTAGE A」に収録したと言う逸話がある。
星を飛び越えて
（作詞：MEGUMI／作曲：五島翔／編曲：Vink）

本人作詞の楽曲、このアルバムリリースから数ヵ月後にスタートしたアニメ「BLUE SEED」では本人演じる藤宮紅葉と玉川紗己子演じる山咲桜のデュエットバージョンが同作品のサントラに収録されている。
夢飛行
（作詞：MEGUMI／作曲：石川Kanji／編曲：Vink）

本人作詞の楽曲。
Bon Voyage!
（作詞・作曲：岡崎律子／編曲：岩本正樹／コーラスアレンジ：岡崎律子）

OVA「MINKY MOMO IN 旅立ちの駅」テーマソング、2000年 6月21日にリリースされたベストアルバム「VINTAGE A」にも収録されておる。またこの曲の作詞・作曲を手掛けた岡崎律子も1997年にリリースしたアルバム「Ritzberry Fields」でこの曲をセルフカバーしている。
Living in the same time～同じときを生きて～
（作詞：MEGUMI／作曲：佐藤英敏／編曲：Vink）

本人作詞、佐藤英敏作曲の最初の曲である、このコンビで楽曲を手掛ける次の曲はアルバム「Bertemu」収録の「Touch Yourself」である。奥井雅美がコーラスを担当している。
夢 Hurry Up
（作詞：有森聡美／作曲：原一博／編曲：Vink）

1993年 11月26日にリリースされたシングルでOVA「万能文化猫娘」第2期オープニングテーマである。
素直な気持ち
（作詞・作曲：岡崎律子／編曲：丸尾めぐみ）

「Bon Voyage!」と同じくアルバム「Ritzberry Fields」でこの曲をセルフカバーされている。
泣けばいいの
（作詞：木本慶子／作曲：三留研介／編曲：Vink／コーラスアレンジ：奥井雅美）

奥井雅美がコーラスアレンジを担当し、コーラスでも参加している。
明日Smile
（作詞：MEGUMI／作曲：松浦有希／編曲：丸尾めぐみ）

本人が天童寺恵役で出演したOVA「コンパイラ」の企画アルバム「ASSEMBLER 0X」でアセンブラ役の水谷優子とのデュエットバージョンが収録されているが、この曲と「コンパイラ」とは何の関連性も無い。
星のない夜へ
（作詞・作曲・編曲：松浦有希）

この曲は松浦有希が1997年にリリースしたアルバム「Stella Bambina」にてセルフカバーされている。
be Natural
（作詞：木本慶子／作曲：佐藤英敏／編曲：Vink／コーラスアレンジ：奥井雅美）

「泣けばいいの」と同じく奥井雅美がコーラスアレンジを担当し、コーラスでも参加している。
ルソーの森／シャガールの空
（作詞：李醒獅／作曲・編曲：大森俊之）

「Until Strawberry Sharbet」の歌詞違い楽曲、ルソーとは画家テオドール・ルソーの事で、シャガールとは同じく画家のマルク・シャガールの事、また歌詞の中にはパウル・クレーの名も出てくる。