Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions 魔法のプリンセスミンキーモモ - Wikipedia

魔法のプリンセスミンキーモモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

魔法のプリンセス ミンキーモモまほうのぷりんせす みんきーもも)は葦プロダクション製作の魔法少女アニメ作品。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] ストーリー

モモは夢の国フェナリナーサのプリンセス。ここでは皆のよく知っている御伽噺や夢物語の登場人物が暮らしている。しかし、今の地球では人々が夢を見ることを忘れかけていたため「夢と魔法の国」に消滅の危機が迫っていた。そこで王様と王妃様は、娘のモモに、人々に夢や希望を取り戻す使命を与え地球に送る。モモは、イヌ、トリ、サルの3匹のお供とともに、子供のいない若い夫婦のもとで魔法で彼らの子供になり住みつくことにする。魔法の力は夢の力が少ない地球では大人になる夢の魔法しかつかえない、モモは魔法の呪文で18歳のスーパーギャル(アダルトモモ)に変身して地球狭しと大活躍する。

[編集] 2つの「モモ」

「魔法のプリンセスミンキーモモ」という作品は、全く同じタイトルで2本が存在する。1982年から放映された第一作と、1991年から放映された第二作である。

第一作の夢の国「フェナリナーサ」は空の上(と言うよりは既に地球から離れた宇宙空間のどこか)にあり、第二作の夢の国「マリンナーサ」は海の底深くに沈んでいる。主人公はどちらとも「ミンキーモモ」であるため、両者を区別する場合に、第一作を「空モモ」、第二作を「海モモ」と呼ぶのがファンの間では通例となっている。

この他の違いとしては、呪文としては、「空モモ」では「ピピルマ ピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパ アダルトタッチで ~ になれ」で、「海モモ」では「パラリル パラリル ドリリンパ ティアラン ティアナン マリリンパ ミンキータッチで ~ になれ」であることが挙げられる。 またマリンナーサの王様は、フェナリナーサの王様の親戚筋にあたるという設定で、モモの地上での親は、「空モモ」ではペットショップを経営する世界的な獣医師のパパとママ、「海モモ」ではナショナルトラストの旅館を管理する考古学者のパパと推理小説家志望のママである。

[編集] 空モモ

[編集] 放映期間

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] ネット局

[編集] ストーリー

夢の国「フェナリナーサ」(放送初期は「フィナリナーサ」となっていたこともあった)が地球から離れていってしまう中、なんとか地球に戻そうと「フェナリナーサ」のプリンセス「ミンキーモモ」は地球にやってくる。モモが地球で人々にいいこと(夢を与えること)をしてそれが何回か続く(当初は4回。その後話の内容によって変化した)と、王冠にハッピーティアと呼ばれる宝石(モチーフは誕生石)が輝いて、これが12個そろえばフェナリナーサは地球に戻ってくることができるという。そんなこんなでモモは地上であれこれ奮闘活躍する。

[編集] 解説

東映動画以外の制作会社では初の魔法少女アニメである。生活感の描写に大きなウエイトを置いていた東映動画の魔法少女アニメに対し、舞台設定が無国籍に近い。(原案・構成の首藤剛志は、舞台設定を「どこかの国のどこかの街ということにしましょう」と提案しそれを押し通したという)内容的にも、学校に通う場面がほとんどない反面、従来の少女アニメでは描かれなかったような題材が登場した(後述)。

「空モモ」の当時は、女性が社会で活躍するというのは、女の子にしてみればまだまだ大きな憧れであり、どんな職業の大人にでも変身できるという設定は、文字通り女の子に夢を与え、かなりの人気を博したといえる。「空モモ」は魔法の天使クリィミーマミ等とともに1980年代魔法少女ブームと変身魔法少女という独自のジャンルの先駆けとなった。

「空モモ」には1期目と2期目が存在し、その境目は突然の交通事故で主人公のモモが“死んでしまう”ことである。前話で魔法を失う展開がすでに衝撃的だったのだが、追い討ちをかける様に命を失うという1期目の衝撃のラストは、当時大きな反響を呼んだ。その後モモは、ペットショップの両親の本当の子供として人間に生まれ変わり、生まれ変わったモモが大きくなって夢をかなえたら、王冠に最後のハッピーティアが輝いて、フェナリナーサは地球に戻ってこられるという形になっている。

そして第1期目のシリーズが終了後、2話の総集編を挟み、2期目がスタートする。そもそもスポンサーであるおもちゃ会社の都合で第1期目で終了を予定していたのだが、最終話を製作した後に急遽延長が決まった。そこで2期目は、生まれ変わった赤ちゃんモモの夢の中で展開されるというストーリーで、人々から夢を失わせるため、執拗にモモを狙う「黒雲」とモモたちの戦いが中心となる。ただし、玩具展開の為、服装・ステッキなどのマイナーチェンジ)と新しいお供(ピンク色の竜の子:カジラ)が加わることになる。

首藤剛志は放映前の打ち合わせの席でスポンサーから「名作なんて(言われなくても)いいんです、30分のCMだと思ってください」といわれたことを書き記している(これは本作に限らず、当時の多くのテレビアニメの現場で聞かれた発言である)。しかし、本作はそれに反発するかのように、お題目だけで終ることの多い「少女が夢を与える」という設定に向き合った稀有な作品となった。冷戦時代であった当時「人間が滅びれば夢もなくなる」という次元にまで話の内容は引き上げられ、普通の魔法少女だったモモは、いつの間にか核攻撃の阻止をするまでになっていた(件の話は実は元々最終回として構想されたのだという。もっとも打ち切りの決定に対する反発から地球が滅びるというブラックな結末にすることも企図されていた)。

モモの変身は当時新しくオリンピック競技として採用されて間もなかった新体操をモチーフとして使用しており、新体操のリボンを変身に使用している。また変身の瞬間にはオールヌードになる(但しシルエット処理およびリボンによりボディライン以上の部分は見えない演出である)。結局、この作品はメイン・ターゲットとなる女の子たちに純粋に人気を得て、同時にある程度の年齢の男性たちにも(俗にいうロリコンものとして)人気があった(それはモモが魔法の天使クリィミーマミうる星やつらのラムと共にかなり後年まで、その「グッズを身につけた人物像」=「典型的なアニメマニアの図」という記号にもなってしまうほどの負の影響力もあった)。

モモは交通事故で死んだ時にフェナリナーサのパパとママに戻っておいで、体くらい幾らでも作ってあげるから、と言われる。しかしモモは「私が見たいのは魔法の国の私の夢ではなく、人間としての私の夢」ということを伝え、パパとママに断りを入れる。この番組で一貫して流れていたのは「夢は努力をすればきっと叶えられる」というメッセージであったといえよう。

ミンキーモモはまた単なる女の子向けアニメ、という枠にとらわれずいろいろなアイディアも満載していた。その最たるものが巨大ロボミンキーナーサの登場であったり、いろいろな映画のパロディ、同じ首藤剛志原案のゴーショーグンのアイディアの使用などであった。これは首藤剛志が従来アニメの脚本をほとんど手がけていなかった若手ライターを多く起用したこととも関連している。

中国『魔法小仙女』(モモの名は「明琪桃子」)、フランス『Gigi』、イタリア『Il magico mondo di Gigì(ジジの魔法の世界)』など、海外でも放映された。

[編集] 海モモ

[編集] 放映期間

  • 1991年10月2日1992年12月23日(全62+3話)
  • 毎週水曜 夕方5:00~5:30 日本テレビ系で放映。
  • 2006年10月13日よりYahoo!動画にて配信開始(毎日1話ずつ更新、無料)。
    • 「空」シリーズとの区別のため、本来は後半部(38話~)の副題である「夢を抱きしめて」が全体の副題として扱われている。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] ネット局

(※印は時差ネット局 途中で打ち切りになった局も含む)

[編集] ストーリー

「海モモ」は、「空モモ」のラストから引き継いで、夢の国「フェナリナーサ」が地球からどんどん離れていってしまっている中で、海の底深く沈んでいたため地球上に最後まで残っていた夢の国「マリンナーサ」のプリンセス「ミンキーモモ」が、地球に夢や希望を取り戻すという使命を受けて地上へと向かう。

[編集] 解説

本作はある程度子供達の人気は高くおもちゃの売れ行きもよかったようだが、この時期には女性が社会で活躍するというのが普通になってしまい、子供達にとっていわゆる「モモの魔法」の魅力に限界が見られてきた観があったようだ(以後、変身魔法少女というジャンルの作品が殆ど存在しない事からもそれは伺える)、そこで「海モモ」の後半では大人に変身する魔法は殆ど使われなくなっていた。

海モモにも1期目と2期目というものが存在し、タイトルとしては後半は「夢を抱きしめて」編というが、空モモと違って全く違った展開になるのではなく、モモが街を引っ越す(引越し理由は国境が変更になったからという理由である)という違い。また「海モモ」では、人間として生まれ変わった「空モモ」に出会うといった話もあり、これはファンサービスというよりも「空モモ」と「海モモ」のストーリーの継続性を打ち出している。

「海モモ」ではを阻むものとして、核兵器冷戦環境破壊紛争、システム社会等現実の社会問題を前作を更に進めた形で取り上げ、ひとくくりに魔法少女シリーズとは言えなくなってきている。「海モモ」のキャラクターがお気楽で明るく描かれているのに対し、ストーリーでは現実の社会問題を大きく取り上げることは作品にリアリティを与えていた。

そして、前作で人間として生きる事で自分自身の夢を見る事を選んだ初代モモに対して、夢の住人のモモは夢が消滅すれば自分の存在も消滅するという事態に陥った末の「海モモ」の最終回は、とうとう現実世界での夢や希望を取り戻すということができず、地球に最後に残った夢の国も地球から離れていく一方、両親は不治の病(裏設定ではAIDS)であり、その死とともに消滅するかもしれないという1990年代ならではの現実性を帯びた衝撃の展開の末にモモは両親の夢を守り続けるために自分が消えてしまうかもしれないことを覚悟で地球に残り静かに暮らしていく。

「海モモ」の最終回はいわゆる「空モモ」「海モモ」の両作品を合わせ、「魔法のプリンセスミンキーモモ」という作品の一つの区切りとなった。

[編集] メカニック

グルメポッポ (両作とも)
小形自動車とそれに牽引されるキャンピングカーからなる。小型自動車は屋根からローターが出る機能があり、キャンピングカーの屋根の上にドッキングして、空を飛ぶことが可能。
この名前は、当初「お菓子を乗せた蒸気機関車の列車」を出す予定があり、それに合わせて考案されたものである。メカは変わったが、名前だけが残った。
空モモではパート1では45話で魔法の力がなくなり消滅。夢の中の世界とされたパート2にも登場している。
ミンキナーサ (空モモのみ)
第31話「よみがえった伝説」の回にのみ登場。ピンクアロー、クィーンピピル、シンドジャック、キングモッチャーの4機のメカが変形・合体する巨大ロボット。葦プロ作品である「戦国魔神ゴーショーグン」などのパロディ。各メカの名前もゴーショーグンのメカ(キングアロー、ジャックナイト、クィーンローズ)から。
クックブックターボ (海モモのみ)

[編集] 映画

  • 「魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞」OVA版の映画上映(1985年:松竹富士

    (同時上映「魔法の天使クリィミーマミ対魔法のプリンセス・ミンキーモモ」)

[編集] OVA

  • 「魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞」(1985年:ビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)、ネットワーク フロンティア事業部(現バンダイビジュアル))
    • メインキャストのうち、モチャーの声のみ声優がTVシリーズと異なる(星野桜子)。またゲストキャラにも一部変更がある。
    • 発売当時、魔法の天使クリィミーマミのOVA「ロング・グッドバイ」と併映で劇場公開もされた。その際、「魔法のプリンセスミンキーモモVS魔法の天使クリィミーマミ 劇場の大決戦」というおまけの短編がつけられている。これは、両作品がともに読売広告社の大野実をプロデューサーとしていたことから実現したもので、作画はモモ側はわたなべひろし、マミ側は後藤真砂子が担当し、演出はマミの望月智充である。(ただし望月は早稲田大在学当時にアニメ誌の「ミンキーモモ」の記事制作を手伝った経験があり、アニメファンとして「ミンキーモモ」を見る立場であった)
    • 主題歌は志賀真理子で、事実上彼女のデビュー作である。(公式には異なる)
  • 「魔法のプリンセスミンキーモモ 瞳の星座 ミンキーモモSONGスペシャル」(1987年:ビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント))
    • 歌に映像を載せたミュージックビデオで、新録の「瞳の星座」(小山茉美)の部分だけが新作である。(他はテレビシリーズの再編集)
  • 「ミンキーモモ 夢にかける橋」(1993年スターチャイルド
  • 「ミンキーモモ 旅立ちの駅」 (1994年キングレコード

なお、「夢にかける橋」および「旅立ちの駅」は正確には「ミンキーモモ」という冠タイトルが付き、「魔法のプリンセス」は意図的に削除されている点に注意が必要である。これは、モモが魔法の力を失った後に、如何に彼女(達)が地球で人々と関わり合って行ったかを描いたOVAだからであり、あくまでも人間としてのモモを描いたものだからといえる。だからという訳ではないが、この2作は「海モモ」後期を凌駕するほどの哲学的な作品となっている(反面、本来の路線から乖離しているという意見もある)。

余談になるが、「夢にかける橋」および関連商品購入の特典は、応募者全員名前コールCDというもので、8cmCDに15分強、ひたすらモモ(=林原めぐみ)が応募者の名前をコールするという、前代未聞のものであった。

[編集] 書籍

  • 1982年 「魔法のプリンセスミンキーモモ 1 スチュワーデスにへんしん!」(ひかりのくに)
  • 1982年 「魔法のプリンセスミンキーモモ 1 ひとりぼっちのユニコーン」(小学館
  • 1982年 「魔法のプリンセスミンキーモモ 2 ちていのくにのジャングル」(小学館
  • 1982年 「魔法のプリンセスミンキーモモ 3 雪のせいのサラ」(小学館
  • 1983年 「PEACH BOOK いつかきっと」 アニメージュ文庫(徳間書店
  • 1983年 「ロマンアルバム 魔法のプリンセスミンキーモモ」 空モモ(徳間書店
  • 1983年 「魔法のプリンセスミンキーモモ」 ファンロード別冊(ラポート
  • 1983年 「魔法のプリンセスミンキーモモNo.2」 ファンロード別冊(ラポート
  • 1984年 「それからのモモ」 アニメージュ文庫(徳間書店
  • 1985年 「魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞」 アニメージュ文庫(徳間書店
  • 1992年 「魔法のプリンセスミンキーモモ THIS IS ANIMATION SPECIAL」 (小学館
  • 1994年 「ロマンアルバム 魔法のプリンセスミンキーモモ」 海モモ(徳間書店

[編集] その他

  • モモという名前やお供の3匹の構成(犬・サル・鳥)は「桃太郎」をモチーフとして企画が生まれたことに由来する。
  • ビラ星人ヘアーともいわれる独特な髪型が特徴。このヘアスタイルが災いして、モモのフィギュアモデルは意外に少なかった(頭のバランスが取りづらいため)。
  • 80年代、ガレージキットのフィギュアでモモのフィギュアが複数商品化され、当時バンダイから出ていた機動戦士ガンダムのフィギュアと共に今に連なる萌えフィギュアの原点となった。海洋堂からも出ていた(アニメっぽくないリアルな造型は後のアート志向の原点だがファン受けは悪かった、また50㎝もあり置き場に困った)のだが、特に秋山徹郎氏造型の10cm弱のフィギュアは人気があり、バンダイの模型情報誌でのプレゼントに多数の応募があった為、プラモデルフィギュア化が決定した(前述の事情の他に、女児であり色気に欠けるためモモのフィギュアの総数は少ない)。
  • ファミリーコンピュータ専用カセット「魔法のプリンセス ミンキーモモ リメンバードリーム」が1992年にバンダイグループの1社、当時のユタカ(現・ポピー)より発売された。
  • BGMの一部は流用曲が使われており、騒動の時に良く流れる曲が「まんがことわざ辞典」の流用であり、オリジナルが不明な爆撃機が滑走路に出てくるシーンの曲は何故か「魔法の天使クリィミーマミ」にも流用されていた。
  • パチンコ遊技機(タイアップ機)「CR魔法のプリンセス ミンキーモモ」(2004年 タイヨーエレック社製:確率変動デジパチ):CVはすべて「空モモ」時の声優陣(モチャーのみ稀代桜子)。スペシャル演出にミンキナーサの出現あり。
  • アニメさすがの猿飛において、たまたま空モモで出演していた声優の何人か(三田ゆう子他)が出演していたため、小山茉美演じるゲストキャラを登場させ、ほとんど本作の番外編とも言える作品が1つ作られている。(補足:声優陣に加えて製作側の共通点(首藤剛志をはじめとする脚本陣や演出家)による影響の相乗効果と思われる)
  • 「みらくる・ドリーム ミンキーモモ」(作者:山辺麻由)小学館の学習雑誌「小学二年生」2004年度版(2004年4月号~2005年3月号)に連載。主人公モモはリーフィナーサのプリンセス(『三代目モモ』『陸モモ』と呼ぶべきか))。
  • アニメ版北斗の拳でミンキーモモに似た風貌のキャラクターが出てきたことがある(おそらくは作画監督の芦田豊雄絡みの遊びであろう)。このほかにもスタジオライブ葦プロダクションに関連する作品にはこの類の遊びは少なくない。また、それ以外にも「空モモ」の本放映当時には、当時流行していたモブキャラ遊びにしばしば顔を出した。
  • アニメ機動戦士Ζガンダムハマーン・カーンはヘアスタイルおよび髪の色がミンキーモモに酷似しているとしばしばいわれる。
  • アニメポケットモンスターでミンキーモモ似の魔女っ子がポケモンと喋れる魔法の薬を作るが失敗し、サトシをピカチュウに変身させてしまう。ちなみに同作の監督は湯山邦彦、メインライターは首藤剛志である。
  • 双葉社の雑誌「スーパーロボットマガジン」vol.9に読み切り漫画として「ミンキーモモ(空モモ)対ゴーショーグン」が掲載された。空モモ第31話のゲストメカである巨大ロボ・ミンキナーサがゴーショーグンと共闘してドクーガと戦う、というもの。どちらも葦プロ作品であることから,「葦プロマンガまつり」というキャッチフレーズもついている。元々ミンキナーサはゴーショーグンのパロディであるところから生まれた企画であろう。
  • 黎明期の国産パソコンにおいて、画面にアニメキャラを表示させることがユーザー間で流行した。ミンキーモモはラムミンメイと並ぶ人気キャラであった。特に雑誌テクノポリスにおいては『ミンキーモモ速書きベンチ』と称して、多機種にわたりミンキーモモを表示するBASICプログラムの開発を行い、その描画処理時間をパソコンの性能評価基準の一つとしていた。
  • Playstation2用のゲームゼノサーガシリーズに登場する主要キャラクター、ゲーム中で言うところの百式観測機モモ。外見的にもその境遇においても、ミンキーモモと類似している点が多い。だが、現時点において、両者になんらかの関係があるという証拠はない。いわゆるオマージュであるか、または、完全に独立してデザインされたキャラクターであるとしか言いようがない。

    ただ、エンデから続く「『モモ』という名前のちっちゃい女の子」と彼女を取り巻く人々あるいは事象という構図において見ると、不思議な連環が垣間見える。

  • 首藤剛志は「WEBアニメスタイル」連載で、空モモ、海モモに続く『ミンキーモモ』第3期の企画があることを明らかにした。実現時期は未定。
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