ROSSO E AZZURRO
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ROSSO E AZZURRO | ||
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堂本剛 の アルバム | ||
リリース | 2002年8月7日 | |
録音 | - | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 60分11秒 (初回盤) 58分21秒 (通常盤) |
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レーベル | ジャニーズ・エンタテイメント | |
プロデュース | 堂本剛 | |
レビュー | ||
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チャート順位 | ||
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ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
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堂本剛 年表 | ||
- | ROSSO E AZZURRO' (2002年) |
[sí:] (2004年) |
ROSSO E AZZURRO(ロッソ・エ・アズーロ)は、堂本剛のソロデビューアルバム。2002年8月7日発売。発売元はジャニーズ・エンタテインメント。
[編集] 解説
KinKi Kidsの堂本剛が、初めて本格的に音楽に挑戦した作品。プロデュースされるアイドルグループのメンバーが、ソロによる音楽活動をする例は稀であり、演奏から作詞曲まで担当するのは極めて珍しい例である。
これまでKinKi Kids名義での音楽活動内で、ほぼ毎作自作曲が製作されてきたが、その中で生まれた音楽に向き合う姿勢や、世界観を形にしたアルバムが本作である。本作は初回盤のボーナストラックを除き、全曲自身で作詞・作曲を担当している。
アイドルの書いた曲とは到底思えないほど、濃く暗い世界が広がっている。自らの孤独、葛藤、憤りなどを歌った作品が多く、全体的に重い世界観漂う作品である。明るいロックから穏やかなポップス、ジャズを意識したナンバーから、自身が影響を受けるブラック・ミュージックを連想されるナンバーなど様々なタイプの楽曲が収録されている。ソロデビューアルバムと言うこともあり、思いっきり試行錯誤した感が感じられる。そういった点がアイドル堂本剛のファンとしては衝撃的であり、また、ミュージシャンとして一面を見せ付けることとなった。
タイトルの『ROSSO E AZZURRO』は、イタリア語で“赤と青”の意。タイトル通り、ジャケットのタイトル表記は『ROSSO』を赤、『AZZURRO』を青で表記している。先行シングルとなった「街/溺愛ロジック」から続き、オリコンアルバムチャートで初登場1位を記録した。
初回盤は本人直筆イラストのペットフィルムをCDジャケットサイズで封入。また、ボーナストラックとして前年のKinKi Kids13枚目のシングル「Hey! みんな元気かい?」を追加収録している。こちらはもちろん剛のソロバージョンによる別テイクである。通常盤はジャケット違いだが、ボーナストラックを除いた以外、内容に相違はない。
この後本作を引っさげたコンサート『LIVE ROSSO E AZZURRO』が開催され、同題で映像化された。
この後再びKinKiでの活動を再開。ソロアルバムは2004年の『[sí:]』まで途切れている。
この作品について本人は、「今まで発表していた作品が多く、全体的に中途半端な作品になってしまった」と発言している。その為、この反動が次回作以降の内容に強く反映されており、本作でマニピュレーターに頼りがちであった編曲やトラックダウンにも積極的に参加し、その世界観を色濃く表現していく。
[編集] 収録曲
- さよならアンジェリーナ
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:Kohei Dojima×GO-GO KING RECORDERS) - Purity
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:知野芳彦)- 歌詞の内容は自身の心の内に秘めた絶望や悲哀ともとれる内容になっており、衝撃的なナンバー。
- GIRASOLE
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:林部直樹) - 歩き出した夏
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:鶴田海生) - We never know
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:知野芳彦) - 街
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:新川博)- ソロデビューシングル。
- 花
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:鶴田海生) - Panic Disorder
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:知野芳彦) - 溺愛ロジック (New Mix)
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:白井良明)- ソロデビューシングル収録曲。SMを連想される歌詞など、アイドルとして持て囃される自分のイメージを吹き飛ばすような独特な内容の作品。本作ではNew Mixとして、シングルとは別バージョンで収録されている。
- Luna
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:Kohei Dojima×GO-GO KING RECORDERS ホルンアレンジ:北原雅彦) - あなた
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:林部直樹)- 本作で唯一とも言える恋愛をテーマにした楽曲であり、ファンからの人気は高い。
- 心の恋人
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:石塚知生) - Hey! みんな元気かい? (BONUS TRACK)
(作詞・作曲:YO-KING 編曲:林部直樹)- いかにもボーナストラックと言える、2分に満たない短いものになっている。初回盤にのみ収録。
前作: |
次作: |
オリコン週間アルバムチャート第1位 2004年8月30日付 |
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前作: RIP SLYME 『TOKYO CLASSIC』 |
堂本剛 『ROSSO E AZZURRO』 |
次作: RIP SLYME 『TOKYO CLASSIC』 |