Amazon.co.jp
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Amazon.co.jpは、Amazon.comの日本法人アマゾンジャパン株式会社(東京都渋谷区)が運営しているインターネット小売。
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[編集] 概要
2000年11月にAmazon.comの日本語サイト「Amazon.co.jp」をオープン。最初は書籍のみの取扱であったためインターネット書店のイメージが強いが、今では書籍のみならず、CD/DVDからおもちゃ/スポーツ用品、はてはコスプレ衣装やローション・バイブレーターなど大人のオモチャなど提供商品群は極めて多岐に渡る。千葉県市川市塩浜に専用の倉庫(アマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社運営)を、札幌市中央区にサポートセンターを設置している。1,500円以上の買い物で送料無料(マーケットプレイスは除く・代引き手数料は購入金額にかかわらず必要)であり、携帯電話からでも通信販売が利用できたり(Amazonモバイル)、コンビニでの支払いが可能になるなど、様々なビジネスモデルの展開により、最近の日本でのネット通販業界でトップとなっている。
大型書店のない地域では入手しづらい専門書などについて、在庫の有無を確認してから注文することが可能であり、在庫状況によっては書店での取り寄せよりも早く入手できる。また、地方では一般の書店には発売日から数日遅れで店頭に並ぶことがあり、書店で購入するよりも却って早く手元に届く場合がある。その為、愛用者も多い。例えばハリーポッターの最新刊、ハリー・ポッターと謎のプリンスを発売日の午前中お届けを確約するなど、他の通販会社とは違った高いレベルのサービスの提供を進めている。ネットレイティングス社が行った調査によると2006年1月までに利用者が1,600万人を突破し、インターネット視聴率については日本のインターネット販売大手の楽天市場に迫ってきている。ただし楽天市場はいわゆる中小商店を集めたショッピングモールであるのに対して、Amazon.co.jpの場合は単一の企業体であるため、単純な比較はできない。
[編集] 送料無料
現在は、総額1,500円以上で送料無料が当たり前になっているが、オープン当時は全て無料や、総額5,000円以上で無料など、試行錯誤を重ね、客足が離れない、かつ、採算に見合う総額1,500円以上が定着した。現在ではAmazonで送料無料となるように、出版社が敢えて1,500円以上の値段を付けている、という噂もある。 マーケットプレイスは料金に関わらず有料。
なお、購入した商品の配送時には、様々な企業・団体のパンフレットなどが同封されることがある。パンフレット類の広告料が配送コストの原資となり、送料無料を支えているわけである。
[編集] トラブル
- カスタマーレビューが改竄されたり、商品の事を悪く書いたレビューが掲載されないといった事が掲示板などに報告されている。
- 商品の扱いも雑であり、頼んだ本やCDに傷が付いている事は良くある。
- DVDやゲームなどを発売前から予約を実施しているが、入荷予定数を超えても予約を続け(この間「予約数に達成しました」「発売日にはお届けできません」等の表示はなし)商品の発売直前(直後)に「現在商品の入荷が遅れておりますことをお詫び申し上げます」という連絡が突然入り、商品が発送されない・一方的にキャンセルされる、などの問題が人気商品の発売のたびに問題になっており、在庫管理・表示に問題がある。
[編集] 問合せ先
amazon.co.jpの問合せ先は、非常に入り組んだ場所、あるいは領収書に書かれており、電話問い合わせが難しくなっている。amazon.co.jpへの問い合わせは以下の番号で行える。
- 住所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 アマゾン ジャパン株式会社
- フリーダイヤル 0120-999-373
- 携帯電話から 011-330-3000