Globe (アルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
globe | ||
---|---|---|
globe の アルバム | ||
リリース | 1996年3月31日 | |
録音 | - | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 57分3秒 | |
レーベル | avex globe | |
プロデュース | 小室哲哉 | |
チャート順位 | ||
|
||
ゴールド等認定 | ||
|
||
売上枚数 | ||
|
||
globe 年表 | ||
- | globe (1996年) |
FACES PLACES (1997年) |
globe(グローブ)は、globeの1stアルバム。1996年3月31日発売。発売元はavex globe。
[編集] 解説
デビューシングル「Feel Like dance」がオリコン調べで95万枚とミリオンセラー間近まで売り上げるいきなりのヒット、2ndシングル「Joy to the love (globe)」で早くも週間チャート1位を記録。そして4thシングル「DEPARTURES」が229万枚を売り上げる爆発的なヒットとなり、記録だけならず一大ブームになる快進撃を続けたglobe通算1枚目のアルバム。
大ヒットシングル4曲を含んだこのアルバムは、初動セールスだけで100万枚を超え、早くも大ヒットの兆しを予感させる。ちなみにオリコンの集計上、初動として集計された日は発売日の3月31日のみだったため、一日でミリオンを達成したことになる。翌月には発売元のエイベックスから出荷枚数が455万枚を突破したと発表された。これは当時の日本新記録である。
初登場でオリコンアルバムチャート1位になった後、2度1位から崩落するもどちらも返り咲きで1位に浮上。2週連続・3週連続を含む計6週間1位を記録した。
その後もヒットを続け、最終的な累計売上は400万枚を突破。オリコン集計の累計売上が400万枚を超えたのは、アルバムとしては史上初である(シングルは現在でも子門真人の「およげ!たいやきくん」のみ)。それまでMr.Childrenの『Atomic Heart』が記録した343万枚が最大であった。週間チャートでの総チャートイン週数も64週となり、同年のオリコン年間アルバムチャートで堂々1位を記録した。
この売り上げは、翌1997年にGLAYが発売したベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』が抜いたことにより破られる。この記録も更に翌1998年にB'zが『B'z The Best "Pleasure"』が抜き更新されたが、この際メンバーでありプロデューサーである小室は、「この記録を超えるなら、オリジナルで超えてみせてほしい」という趣旨の発言をしている。
オリジナルアルバムでの売り上げ記録は、1999年に宇多田ヒカルのデビューアルバム『First Love』が空前絶後で現在歴代1位である765万枚という数字を記録したことにより遂に破られた。現在、本作は宇多田の『First Love』、そして同じく宇多田の2ndアルバム『Distance』に次ぐ歴代3位の記録であり、ベストを含めた歴代チャートでも2006年現在7位の記録である。
本作の大ヒットには、現在のCD市場の不況から『CDバブル期による異常な売上』『小室のネームバリューによって買われた一過性のブーム』などと見られる傾向が強いが、当時の平均的な売上と比べても圧倒的であり、先行シングルの好調ぶりとアルバムへの期待度から来た多大なる功績と獲られられるだろう。
また、売り上げ面の高騰から隠れがちだが、これまで小室がプロデュースしてきたユニットの中で、自身もメンバーとして参加したのはTM NETWORKのみであり、小室も一体となって参加し、女性ボーカルKEIKOを置いたスタンスでの楽曲作りや、自身の関わった作品の数々のヒットによる経験で積んだ絶対的なプロデュース能力が発揮された作品である。
[編集] 収録曲
※シングル曲の解説は各シングルのページを参照のこと。
- GIVE YOU
(作曲:小室哲哉)- インスト曲。インストゥルメンタル曲は、今後globeのアルバムでは要所で使われる手法である。
- Feel Like dance
(作詞:Testuya Komuro & MARC 作曲:小室哲哉) - GONNA BE ALRIGHT
(作詞:Tetsuya Komuro & MARC 作曲:小室哲哉) - DEPARTURES
(作詞・作曲:小室哲哉)- 4thシングル。JR東日本『JR ski ski キャンペーン』CMソングとして大ヒット。同年のオリコン年間シングルチャートでは2位、TBS系音楽番組『COUNT DOWN TV』の年間チャートでは1位を記録した。表記はないが、シングルとはバージョン違い。初出のシングルバージョンは『DEPARTURES <RADIO EDIT>』となっており、この後ほとんどのベストアルバムにこのアルバムバージョンで収録されている。
- Regret of the Day
(作詞・作曲:小室哲哉) - Joy to the love
(作詞・作曲:MARC & Tetsuya Komuro) - SWEET PAIN
(作詞・作曲:小室哲哉)- 3rdシングル。こちらも90万枚を売り上げた。シングルとはバージョン違いになっており、表記はないがNEW VERSION扱いである。TDK『ミニディスク』CMソング。
- Always Together
(作詞・作曲:小室哲哉) - Precious Memories
(作詞・作曲:小室哲哉) - FREEDOM
(作詞:Tetsuya Komuro & MARC 作曲:小室哲哉) - MUSIC TAKES ME HIGHER
(作詞:Tetsuya Komuro & MARC 作曲:小室哲哉) - LIGHTS OUT
(作曲:小室哲哉)- インスト曲。
オリコン週間アルバムチャート第1位 1996年4月8日付 |
||
前作: 中島みゆき 『大吟醸』 |
globe 『globe』 |
次作: DREAMS COME TRUE 『LOVE UNLIMITED∞』 |
オリコン週間アルバムチャート第1位 1996年4月22日付~1996年4月29日付 (2週連続、通算3週) |
||
前作: DREAMS COME TRUE 『LOVE UNLIMITED∞』 |
globe 『globe』 |
次作: LUNA SEA 『STYLE』 |
オリコン週間アルバムチャート第1位 1996年5月13日付~1996年5月27日付 (3週連続、通算6週) |
||
前作: LUNA SEA 『STYLE』 |
globe 『globe』 |
次作: サウンドトラック 『NEON GENESIS EVANGELION III』 |
オリコン年間アルバムチャート第1位 | ||
前年: DREAMS COME TRUE 『DELICIOUS』 |
globe 『globe』 |
次年: GLAY 『REVIEW-BEST OF GLAY』 |
日本レコード大賞アルバム大賞受賞作品 | ||
前年度 1995年 第37回 新井英一『清河への道~48番』 |
1996年 第38回 globe『globe』 |
次年度 1997年 第39回 GLAY『BELOVED』 |